東京都議選の日本共産党議席倍増は、久しぶりの快挙!
国政選挙では残念ながら議席を減らし続け、また東京という日本の顔にあたる自治体での選挙でこれまた大敗が続いていた中、安倍内閣が進める国民いじめの政策に対し、しっかりと対案を示して批判してきたことが評価をいただき、議席に反映できた。中には、2人区・3人区でも議席を得られたことは貴重な経験。
昨日、一日中雨が降り続いていたが、午後には宣伝カーで地元高平でスポット宣伝を行った。長靴に傘をさしてのスタイルは気分的に楽。ネクタイは好きでない。
気のせいか、宣伝中に何台もの車からクラクションや、手を振っていただく方がいつもより大変多かった。後ろ向きになっていてもわかったのか、わざわざ車を寄せてきて激励いただいた。
さて、三田市が市立図書館の指定管理化(民間企業による指定管理者制度)へ移行することを6月の定例市議会で市長が表明した。しかも、来年度からのスタート。
指定管理者制度を導入している自治体は全国でもわずか1割に過ぎず、しかも、本館を含めての管理運営はわずか数か所である。それは、公立図書館という大切な役割があるからこそ、民間による管理運営がなじまないからである。
公立図書館は、義務教育の小学校・中学校と同じに位置づけられているからである。
公立の小学校や中学校に指定管理者制度(民間企業)を導入する動きがないのは、義務教育にお金のない子どもでも、そうでない子どもでも同じ条件のもの知必要な教育をする公的事業とされているからである。
公立図書館も同じように、いわば格差是正の要素を持つ、行政が必ず提供しなければならない施設だからである。民間などによる競争原理を働かして、無理なコスト削減はそもそもなじまない。
元々、図書館は「無償」を基本としている。(前鳥取県知事であった片山善博氏のご意見を参考)
三田市は、これまで指定管理者制度を導入してきていて、その「ノウハウがある」というが、有償施設と無償施設の違い、公立図書館本来の在り方を全く理解できていない。
なぜ、開館時間の延長や開館日を増やすために指定管理者制度を導入しなければならないのか、説明ができていない。
現在の水準を維持し、さらに時間延長などサービスをどの程度プラスするのかの仕様書もできておらず、見積もりも取れていなくて、どうして指定管理者制度に移行することが良いと判断できるのか?
市民に納得がいく説明を十分に時間をかけて行い、意見を聞くべきではないか。「丁寧な行政運営」をすべきと考える。
読書の楽しさ、仕事の尊さを子供へ教えようとする教育委員会がこのようなことを許すのは許されません。