常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

ウォーキングの科学

2020年04月19日 | 日記
昨日、雨。からからになった畑は、久しぶりの慈雨となったか。雨の日は、近所の本屋さんまで足をのばす。能勢博著『ウォーキングの科学』を求める。財布から出した千円に10円のお釣りがきた。久しぶりの現金決済の買い物である。以前に買ったウォーキングの本はたくさんあるが、新しい情報が載っているようなので買うことにした。外出自粛でウォーキングが日々の日課になったいるので、さっそく読んでみた。

著者の能勢先生は信州大学医学部の特任教授で、常念診療所の所長をしておられた経験もある。また熟年体育リサーチセンターの理事長を務め、10年ほどの間に7000人以上の人の「インターバル速歩」のデータから、その効果を実証されている。一万歩を目標にして歩いている身には、少し驚く指摘がある。20年以上も前に、松本市で「熟年体育大学」の事業が立ち上げられてた。そこで、100人の人に万歩計を渡し、その効果を調べた。結果は、血圧や血液サラサラに多少の効果が見られるものの、体力向上には顕著な向上が見られなかった、と結論された。

問題は一般人の一万歩ウォーキングの運動強度である。ただ歩数を1万歩にすればよいのではなく、その際の強度が乳酸濃度が増え始めるレベルでなければ効果が出ない。身近な例を挙げている。乗り遅れそうになったバス停に速足で歩き、息を切らして乗り込んでハアハアと息をしながらつり革につかまって汗を拭く、そんな強度が必要ということを力説している。そこで能勢先生が勧める「インターバル速歩」である。

息が切れるほどの速歩を3分、ゆっくり歩きを3分のセットを5セット。一日30分を週に4回以上を目標にする。これを5ヶ月続ければ、持久力や筋力の向上が見られるという。午前中に元木のびっくり市まで買い物に行ったので、実践してみた。片道15分ほどであるから、ちょうど勧められている速歩ができる。歩数計で見れば、4000歩ほどだ。スマートウオッチが心拍数も最大酸素摂取量も表示してくれる。最大心拍数は140、また酸素摂取量では33㎖だったものが34㎖と1ポイントの改善が見られた。この半月の間に2ポイントの改善だ。


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