立春を過ぎても、寒気は一向に抜ける気配はない。雪が降り、陽がさして、急に北風となって一気に気温が下がる。そんな気候がずっと続いている。そのせいで、雪景色なとてもきれいで春を待つ気持ちの一方で銀世界を楽しむことに幸せを感じている。
昨日、睡眠の大切さを改めて知らされた。夜、東京で闘病している娘の容態を知らされて、睡眠に入るのが遅くなった。明日は山という意識が出ていつまでも目が冴える。導入剤を一錠増やしてすと、身体が火照る感じとなり、尿意が続けて出る。最後は一晩ぐらい眠れなくとも、という気持ちで朝を迎えた。起きて見ると、足がふらつく感じで、山へ行こうという意欲が出て来ない。長い登山生活のなかで、初めてキャンセルの電話を入れる。
10代、20代の頃は睡眠を削って登校するのも平気であった。ところが、80代を越えた今日、寝不足は気力も、食欲も容赦なく削りとられてしまう。昼ごろになってようやく食欲が出て、軽食をとる。寝ている間に、一日の疲れをとり、気持ちを落ち着かせ、活力が戻るということは本当のことなのだ。午後になって、外に出て歩く。ワークマンまで速歩、あとは大学病院の裏を通ってブックオフへ。ブックオフの原田マハの棚を見るのを楽しみにしている。毎日、この文庫本の棚を見て、明日、この本を買おうと決めた本が売れている。代わりに、新しい本が入っている。こんな田舎の街で、棚の本に変更があるのはこの作家が売れている証だ。映画になった『総理の夫』は3冊並んでいる。
ワークマンでメリノウールのソックス2足組を買って、ブックオフを廻る道で9000歩。やっと今日のノルマを達成した。帰宅すると、猛烈な眠気。昨夜の寝不足を一気に取り戻そういうことか。山の仲間の氷瀑の写真がアップされている。この足の疲れ方を見ても、不参加や止む無しである。