人とコンピュータの思考パターンは大きく異なるが、コンピュータアルゴリズムはボードゲームで大きく進歩した。コンピュータチェスは人を圧倒し、コンピュータ将棋は人に匹敵した。最近、グーグル・ディープマインドが開発した囲碁ソフト「AlphaGo」が、欧州チャンピオンのプロ棋士と対局し5戦全勝した。モンテカルロ法とディープラーニング(深層学習)技術を組み合わせて、コンピュータが自ら学習し棋力を高めることに成功したためである。機械学習技術は、金融、医療、気象など種々の応用が期待される。
一方、ヒトの高次脳機能に関して、将棋を題材として盤面の素早い認識および直観による最善手案出の機構が明らかとなった。併せて、囲碁を介して認知症の予防や症状改善に寄与する囲碁療法について議論する。
開催日時 2016年3月28日(月) 13:10~16:30
会場 (一財)バイオインダストリー協会(JBA)
定員 60名
主催 (一財)バイオインダストリー協会
協力・協賛 公社)日本生物工学会(予定)、(公社)情報処理学会(予定)、(一社)人工
知能学会(予定)(協賛学団体会員は無料です)非会員は有料★
詳しくは
http://www.jba.or.jp/pc/activitie/tip_biotechnology/guidance/002074.html
プログラムは
「棋士の直観思考の脳メカニズム」
田中 啓治 氏(理化学研究所 認知機能表現研究チーム )
「コンピュータ将棋・囲碁の現状、及びゲーム研究の未来」
伊藤 毅志 氏(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 情報・通信工学専攻)
「囲碁を使って健康づくり!認知症の予防と改善を目指して」
飯塚 あい 氏(東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チー
ム)
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