ミドリノツヅリ

ベランダで育てている植物たちについての覚書。
と、文鳥のこと。
その他のこともたまに書きます。

今年見た映画1

2015年12月26日 | 映画など
私は映画が好きで、でも映画館にはあまり行かずほとんどDVDを借りて見るのですが、今年見た中で良かった・悪かった映画のメモを少し書いておこうかなと思います。
ここは植物のブログとして始めてずっとそればかり書いていたんですが(途中から鳥の話も追加)、最近ほかのことも書いておこうかなーと思うようになり、別ブログをつくる余力がないので植物以外のことも時々書きたい時ここに書いてしまおうかなー、と。
映画。好きといってもそんなに詳しくないので有名な映画でもいまだに見ていなかったり、今頃になって見ていたり、いろいろですが。とりあえす今年DVDで見てとくに印象に残っているものをいくつか。

サンタ・サングレ/聖なる血
 これは昔見たのではないかと思っていましたが、だとしてもすっかり忘れ果てていたので今回見て良かったです(ついこの間見たので記憶が鮮明)。「エル・トポ」よりも好き。というか今回見てホドロフスキーにはまりそうです今更。強烈なのは失われた両腕、母親の呪縛の恐ろしさも勿論なのですが、なんというか、ごてごてときらびやかな魔術的な映像にうずもれて、ひそやかに流れる物哀しさが非常に魅力的でした。ごたまぜの俗な世界の中に打ち棄てられ、行き場のない、顧みられない者たちが影のようにつつましく哀しげに、おどけながら歌い踊る…というような。ホドロフスキー作品としてはわかりやすいとのことですが、私はエル・トポしか見てない(はず)ですが、そっちよりはとっつきやすいのかな。「ホーリー・マウンテン」「ファンドとリス」も是非見たい。

小さな悪の華
 今年見たうちで私の気持ち的にワースト1かもしれない映画。映画としては良いと思います、音楽も好みだし。ただ非常に気分が悪くなる場面があって、それは小鳥が死ぬところなのですが、もしかしたら作りものを使ってるかもですがそのへんは実際どうなのかわかりませんが、'70年頃の映画なので当時CGなんかないし…ということで、その体温や重さをありありと想像できるゆえに画面で見てしまうと耐えがたい。あの2つの場面で他のすべてが台無しになり、私の気持ち的にはもうラストシーンとかどうでも良くなってしまい、本筋とは無関係に、そういう部分で圧倒的にイヤな気持ちが残った映画でした。こういうことはめずらしい。

アイ・アム・サム
 障害をもつ父親サム(7歳の知能)とその娘ルーシーの物語。「現実にはこうはいかないし、おとぎ話である」的な感想も多いんだろうけど、おとぎ話でもいいじゃないか。ショーン・ペンが好きなので見たんですが、私はビートルズも大好きなので音楽が全部ビートルズですごく楽しめました。まあだからビートルズを知らない人にはいまいちかもですね。映画を見るときは極力なにも考えずボンヤリと集中して見ることにしていますが、そうやって見ていると涙がにじんでくる。この映画で大事なことはルーシーの台詞"All you need is love."にいろいろと集約されている気がします。
 ショーン・ペンが“ゲイの市長と呼ばれた男”ハーヴェイ・ミルクを演じた「ミルク」を確か一昨年くらいに見てものすごくよかったので色々探して見ていて、「ギター弾きの恋」とかもよかったな。

その他。英語なのが残念ですが非常に美しかった時期のディカプリオが見られる「太陽と月に背いて」が大好きだったので、何かの拍子に思い出して久々にもう一度見たいなと思ったら近くのツタヤさんに置いてなくて、じゃあ中古DVDがないだろうかとネットで探したら値段がものすごい高くなっていてびっくりした。VHSもあったけどVHSってもう家で見られないしなー…。

…つづく予定。

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