天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『素晴らしき哉、人生!』で失意J・スチュアートを救った2級天使H・トラヴァースは翼をありがとう!

2011-03-24 23:57:06 | 日記
今日の日記は、超久しぶりにお茶の間DVD鑑賞しているアメリカ映画『素晴らしき哉、人生!』(1946年製作 フランク・キャプラ監督 ジェームズ・スチュアート ドナ・リード主演)のことです。
今日、私の要望した「元首相・小泉純一郎氏の神奈川県知事選への立候補出馬」と「3月29日に延期したセ・リーグ開幕戦は、予定通り実施すべき」2項目は、まったく適われなかった事が判りました。
東日本大震災が起こって食料品の買占めで、我が家では米が無くなって9日目、今日の夕食もあんかけ風カタヤキソバでした。また、ネット掲示板では私の札幌旅行への心ない中傷などまったく嫌な事ばかりが起きています。
だから、こんな落ち込んだ私の気持ちをとても元気にしてくれる映画『素晴らしき哉、人生!』を、今計画停電が終了したので、お茶の間鑑賞しています。
この映画は、公開された1946年当時、興行的には成功しなくて、アカデミー賞では作品賞を含めた5部門にノミネートされるも受賞はなく、無冠に終わった日本ではあまり知られていない名匠フランク・キャプラ監督の幻の名作です。
映画の冒頭、天空の二人の神様が、下界のある家族持ちの男、ジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)の身の上を心配して、200年も翼のない2級天使・クラレンス(ヘンリー・トラヴァース)を遣わすことにします。神様は、クラレンスが絶望しているジョージを救えば、翼を与えることを約束します。添付した写真は、下界に降りた天使役のヘンリー・トラヴァース(左)と、世の中に絶望し自殺しようとするジェームズ・スチュアート(右)です。
この映画でジェームズ・スチュアートは、大学で建築を学んで素晴らしい記念的建造物を設計したいと夢を見ていたが、父親の急死で稼業の住宅ローン金融会社の若き実業家になった誠実な青年に扮しています。クリスマスイブの日、彼は会社運転資金の8,000ドルを会社を一緒に経営している叔父が紛失してしまったので、生活に絶望し自暴自棄になってしまいます。そして、天使クラレンスが自殺した彼を救います。
彼が「この世に生まれなければ良かった」と洩らすと、クラレンスは彼の望みどおり彼の生まれて来なかった幻の世界に連れて行きます。その世界は何も温かみもない残酷な世界でした。彼はいたたまれなくなって元の世界へ戻してくれとクラレンスに懇願します。
クラレンスはその願いを適えてやり再び現実に彼を戻してあげます。そして、自宅に戻った彼に、その窮状を知った町中の人々が、彼から大恐慌の時助けたもらった事を忘れずに、感謝の気持ちを抱き寄付金をもって押しかけて来ます。
だから、彼は、人の心の温かさを知り、妻や子供たちを抱きしめて、「人生は素晴らしいもの!」と確信するのです。その彼に、天使クラレンスから『友ある者は敗残者じゃない!翼をありがとう!』とのメッセージが届きます。
この映画を観て、失意の私は心温かくなってとても元気になりました。是非、皆さんにも落ち込んだ時に、この名作映画の鑑賞をお勧めします。
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