天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『探偵はBARにいる』年齢から滲み出る豊かな感情表現『時計をとめて』カルメンマキの歌声に深く感動

2012-01-13 21:19:50 | 日記
今日の日記は、映画『探偵はBARにいる』(2011年9月10日公開 橋本一監督 大泉洋 松田龍平 小雪主演)で、冒頭シーンに主演した歌手カルメン・マキ(1951年5月18日~)のことです。
この映画の冒頭で、札幌のホテル(実際にあるジャスマックプラザホテルで撮影)宴会場で、霧島グループ社長(西田敏行)の誕生日を祝うパーティーシーンが登場します。その挨拶に立った主賓の霧島敏夫(西田敏行)が、客としてお祝いに駆けつけた彼の友人の歌手マキ(カルメン・マキ)に、『私の大好きな人です。このステージに上がって一曲歌ってほしい!』と訴え、飛び入り出演を要望します。
それを受けて、カルメン・マキが『タダでは歌わない主義なんだけれども、他ならぬ敏夫さんの頼みなので、ここのピアノを借りて一曲歌いましょう』と、二人の親密な関係を披露して、ピアノの弾き語りを始めます。
この時に流れたのが、とても懐かしい名曲『時計をとめて 』(1968年発売・ジャックス  水橋春夫作詞・作曲)でした。この歌は、団塊の世代前後の人しか知らない、私が高校生の頃流行ったとても良い名曲です。添付した写真は、当時の発売されたシングルレコード盤ジャケット表紙です。
そして、私は、カルメン・マキがこの名曲を自分のLP盤アルバムに入れて歌っていた(後で調べてみて判った)のを、今まで知らなかったです。でも逆に、彼女が映画で歌ったバージョンの方が、当時のジャックス版より、とても切ない歌声になっておりもっと良くなっていました。
私は、歌手カルメン・マキのイメージというと、恥ずかしながら大ヒットしたデビュー曲『時には母のない子のように』(1969年発売 作詞:寺山修司 作曲:田中未知)しかありませんでした。しかし、還暦を迎えた今の歌手カルメン・マキの年齢から滲み出る豊かな感情表現の映画での歌声に、その間違った認識を改めるべきだと私は強く痛感しました。カルメン・マキの歌は、とても良かったです。
そして、この名曲を冒頭シーンに配した橋本一監督が、映画エンドロールにも再び流し出す演出効果はとても良かったです。何故なら、西田敏行と小雪との純愛と悲しい別れを、名曲『時計をとめて』とダブらせてとても効果的に描いていたからです。
この映画は、昭和の良き時代の雰囲気を感じさせるとても気持ち良くなる名作でした。私は、久しぶりに感動しました。
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