天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

耳かき店女性ら殺害事件で、林被告は自己の真実を知られたくない間違った自尊心から最初から偽名で店を利用

2010-10-26 22:50:12 | 日記
今日の日記は、東京都港区で昨年8月、耳かきサービス店従業員○○(当時21歳)ら2人が殺害された事件で、殺人罪などに問われた元会社員林貢二被告(42)に、東京地方検察庁が死刑を求刑した裁判員裁判のことです。添付した写真は、2009年8月5日に警視庁愛宕署から移送される後部座席に座る林貢二被告(産経ネットニュースより抜粋)です。
この事件は、裁判員裁判で初めて検察が死刑を求刑した、裁判員にはとても大きな責務や重圧を感じる審判です。でも、この裁判員になられた一般市民の方々は、とても真摯にその役務を遂行していると私は思っています。その根拠となったは、裁判員の被告人質問の内容を知ったからです。以下に、具体的にそれを記述します。
この第4回公判の被告人質問で、ある女性裁判員が、林被告が耳かき店で偽名(吉川)を使っていたことについて、『○○さんと信頼関係ができていたというが、何故、本名は明かさなかったのか?」と、とても鋭い質問したことです。そして、林被告はやや戸惑った様子で「そうです。そういう会話にならなかったもので」と答えています。このように林被告は裁判員に弁明していますが、○○さんは林被告がまさか偽名を使っているとは思っていなかったから、あえて質問もしなかったと私は思っています。
そして、私がとても驚いたことに、この被告は耳かきサービス店を最初から本名では利用していなかったのです。彼にとって、この耳かきサービス店は卑猥なサービス風俗店と同じものと認知していたので、他人に自己の真実を知られたくない間違った自尊心から偽名で利用していたのでしょう。
でも、何故被告が偽名を使うのか?法律的には風俗営業になる某劇場社会でも実名でそこの女性たちと接した私には、まったく理解できません。私自身は人生信条『男の美学』で、そこの劇場演技者女性には、心を許して生身のまったく偽りない自分を見せないと、真の信頼や心の交流は実現しないと思っていたから、そのような行動を劇場でとりました。しかし、そのような私の真摯な思いが仇になり、逆に悪行客による理不尽な劇場排除の格好の手援け材料を、私は提供してしまいましたが。
この林被告は、最初から真面目に耳かきサービス店の女性と交際する気など毛頭ない「営業奉仕人」を見下した人間です。相手の営業的サービス攻勢が突如として理不尽に出禁処置になったとしても、彼はその偽名使用の動機がとても不純であり、まったく同情などされません。
そして、「この被告と耳かきサービス店女性の信頼関係はまったくの虚構」であることを、ある女性裁判員は質問を通じて見抜いています。だから、11月1日には、とても的確な判決が裁判員から言い渡されると、私は思っています。
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