天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

『ポセイドンアドベンチャー』J・ハックマン牧師は神に何人生贄が欲しいんだ!何人殺したい!なら私をやれ

2011-04-15 00:13:03 | 日記
今日の続々編日記は、映画『ポセイドン・アドベンチャー』(1972年製作 ロナルド・ニーム監督 ジーン・ハックマン アーネスト・ボーグナイン主演)で語るジーン・ハックマンの最後の言葉のことです。
脱出を企てた8人ようやく機関室にたどり着きます。そして、プロペラシャフトを目指して登る時、突然爆発が起こり、船体が傾いた為、ステラ・スティーヴンスが通路から振り落とされ不幸にも死んでしまいます。さらに、出口のそばにあるスチーム・パイプが破れ、スチームが噴き出し始め、脱出進路がはばまれてしまいます。
だから、ジーン・ハックマン牧師は、そのパイプに飛びつきハッチを閉め始めます。添付した写真は、その感動の名シーンです。
そして、彼は最後の言葉を、自分が信仰する神に向かって叫びます。
『私達は神に頼らず自力でここまで来た!助けは願わない!だから邪魔するな!ほっとけ!何人生贄が欲しいんだ!何人殺したい!ベルを奪いエイカーズもリンダまでまだ不足か!なら私をやれ!(その必死な努力で、噴き出したスチームが止り)通れる行け!ロゴ!後を頼む!』
そして、バルブに一時はぶら下がっていましたが、その目的を達成したので、彼は静かに水中に落下していきます。
神を敬う敬虔な牧師でありながら、神を呪い自己を犠牲にしてまでも、生き残った乗客を必死に助けるジーン・ハックマンのとても男らしい行動に、私は不覚にも落涙してしまいました。そして、このシーンは、何度観ても感動する名場面です。
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