天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

住民エゴで1か月もごみ運搬車を妨害する一部ナポリ人は自国至宝である世界文化遺産の街ナポリを全く愛さず

2010-10-25 22:49:02 | 日記
今日の日記は、本日の読売新聞朝刊国際面の、とても気になるイタリア南部ナポリのごみ処分場に関する住民紛争ニュースのことです。以下に、その新聞報道を引用・掲載します。
『・・ナポリ路上ごみ2400トン 処分場増設反対の住民 運搬車1か月妨害・・【ローマ=柳沢亨之】イタリア南部ナポリ郊外で、ごみ処分場の増設計画に怒った地元住民が約1か月にわたり、処分場周辺を封鎖、ナポリの路上などに約2400トンのごみが放置される事態となっている。処分場は昨年、ナポリ中心部から約20キロ離れた郊外に開設された。分別されずに埋め立てられるごみが多いため、悪臭を放ち、住民は嘔吐や皮膚病など健康被害を訴えている。近く満杯になる見通しで、政府が2か所目の建設を計画したのに対し、住民数百人は9月下旬から、処分場に通じる道路でごみ運搬車の出入りを阻止。回収されないごみが、路上に積まれていく状態になった。ベルルスコーニ首相は22日、汚染対策費1400万ユーロ(約16億円)の計上を急きょ発表したものの、住民はあくまでも計画の撤回を求めており、警官隊との衝突まで生じている。ナポリでは2007~08年にも処分場が満杯になり、大量のごみが街に散乱する事態が起きた。添付した写真は、ナポリの路上に放置されたごみ(22日)=ロイター』
この報道を読んで、12月29日から出かける南イタリア旅行で訪れるナポリの清掃状況が、私はとても心配になりました。1か月もごみ運搬車を妨害している住民たちは、自国の至宝である世界文化遺産の街・ナポリをどのように考えているのか?!私は今、この美しい街・ナポリをまったく愛していない彼らに、強い憤りを持っています。そして、これはまったくの地域住民エゴです。
去年イタリアのナポリを訪れた時、日本から同行したツアーディレクターは、「今年のナポリは、きれいな街になっています。2008年のツアー旅行では、ごみ収集業者がストライキを起して、ナポリは<ごみの山>の街だった。ナポリでは、マフィア組織がごみ業者を牛耳っているから、その収拾にとても手間取ったのです。」と私にナポリの悲しくとても根深い実態を話してくれました。
慢性的なごみ問題を抱えるナポリ市は、南部地方の一都市失態に留まらず、イタリア国家の観光イメージを大きく失墜させることになります。これを胆に銘じて、ベルルスコーニ首相には、速やかな対応・処置を私は御願いしたいです。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自著『老いてなおこころ愉し... | トップ | 耳かき店女性ら殺害事件で、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事