天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

『なつぞら』第48話兄が東洋動画社長に挨拶したスタジオ廊下内装は昭和31年不再現今NHK渋谷撮影か?

2019-05-25 14:07:19 | 日記
今日の日記は、いつも楽しく観させて頂いているNHK朝ドラ『なつぞら』本日放送分の第48話で、主人公なつ(広瀬すず)の兄咲太郎(岡田将生)が東洋動画大杉社長(角野卓造)にスタジオらしき事務所廊下で挨拶するシーンを、昭和31年(1956年)4月当時を忠実に再現したのか?、私が少し疑問を感じたドラマ時代考証の事です。
この二人がたまたま会ったシーンでは、昔の東映時代劇や青春映画風のレトロなポスターや手書きのチョーク黒板を廊下壁に巧みに配置して、それらしい当時の時代雰囲気を出していました。しかし、当時建物には全く存在していない内装(グリッド天井の埋め込み照明<添付した写真は、その同じような仕様の天井>・角壁の補給用コーナーガード)や防災用火災報知機かスプリンクラー・スチール製ロッカー等が、そのシーンで映っていました。
天井埋め込み照明は、私が建設会社入社当時(20年後の昭和51年)でも、このようなカバー付き照明器具はなく、天井埋め込み照明は有っても蛍光灯照明は球の交換の為、全て露出されていました。また、その天井には、当時では法的に義務付けられていない防災用火災報知機かスプリンクラーらしき器具も映っていました。だから、昭和31年当時に、こんなモダンな天井は、全く存在しないのです。
また、当時存在しない角壁補強のコーナーガード(その数年後創業したナカ工業が製作開始した製品)やスチール製ロッカー(昭和35年以降の高度経済成長期に誕生か?)もしっかりと映っていました。
だから、私は、『なつぞら』のスタッフが、今の渋谷のNHKスタジオの廊下で、安直に撮影したと今思ってしまいます。とても良い番組ですので、年寄男のうるさい小姑口とは思いますが、これからさらに良くする為の製作スタッフへの厳しい助言と、私は考えてほしいです。
毎日見て、全ての出演者の熱演・素晴らしい脚本・それを巧みに引き出す演出に、ある程度その時代を共有できる私は、いつも涙しています。そして、番組関係者の皆様には、私の苦言を生かして、これからも一層頑張ってほしいです。
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