天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

『片山善博の自治体自立塾』菅首相が自ら本部長で指揮の原子力災害訓練を失念し”転ばぬ先の杖”大切に共感

2015-06-16 22:00:58 | 日記
今日の日記は、今自宅で読んでいる片山善博著『片山善博の自治体自立塾』(日本経済新聞社・2015年刊)で書かれた2011年3月11日東日本大震災当時の菅首相の危機対応力のことです。添付した写真は、その著書の表紙です。
この著者・片山善博氏は菅内閣の総務大臣をした元鳥取県知事です。任命したの菅首相ですから、菅元首相の批判など言わないと思っていましたが、菅元首相は閣内にいた身内からも”危機対応力の欠如”を指摘されていました。以下に、その無能ぶりを指摘した記述の一部を引用・掲載します。
『大震災が発生した後の国会で、自民党議員が菅首相(当時)に対し「あなたは原子力災害について防災訓練の経験があるか」と尋ねたのに対し、菅氏が明快に答弁できなかったことがある。実際には、震災発生の4か月前に政府は原子力災害に対処するための訓練を実施しており、災害対策本部長である菅氏は当然参加していたのである。ただ、メンバーの一員として加わっていた私の印象を言えば、実に形骸化していて、訓練とは名ばかりのものでしかなかった。菅氏や関係閣僚、テレビ画面に映る現地の知事のいずれもシナリオをひたすら読み合うだけの儀式だったのである。現実に原子力災害が発生した際に、何らかの役に立った形跡もないし、本部長としてその訓練を指揮した(ことになっている)菅氏には、訓練をやったという記憶すら残っていかなったのである。また、関係大臣がSPEED1(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の存在を知らなかったなどという醜態を晒すことになった。”転ばぬ先の杖”は、大切なのである。』
この菅元首相は、原子力災害訓練に参加(緊急時のシステムもあって実際体験して知っているはず)していながら、独断で事故の2日後に現地に飛び出して行ってしまいました。著書が指摘した儀式なら、そのマニュアル通りに関係者に任せておけば良かったのに、菅元首相は敢えて脱線して事故収拾の悪化を招いてしまった重大な国益毀損者です。
そして、野党になった民主党は、この”転ばぬ先の杖”の教訓を全く理解せず何も反省もせず、現在の自民党が成立を目指している安全保障(平和維持)関連法案に訳もなく反対しています。何でも、事故が起きたり、他国から侵略されてからの対応では全く遅いのです。この著書を読んで、大阪維新の会・橋下大阪市長も自らのツイッターで言っているように”民主党は日本に良くない。方向性が全く見えない”に同意して、私はさらに”民主党の存在価値は無い”と強く断言できます。
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