天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

安倍首相解散語る民主主義名言『代表なくして課税なし』は青山著『世界の街角から東京を考える』でも言及

2014-11-19 23:20:13 | 日記
今日の日記は、昨日の解散表明で安倍首相が語った民主主義の名言『代表なくして課税なし』が、私が今自宅で読んでいる青山佾著『世界の街角から東京を考える』(2014年10月・藤原書店刊)にも登場するとても不可思議で奇遇な出来事のことです。添付した写真は、その著書の表紙です。
まず、今日の読売新聞朝刊から、安倍首相が語ったその言葉を、以下に引用・掲載します。
『税制は国民生活に密接に関わっています。「代表なくして課税なし」。アメリカ独立戦争の大義です。国民生活に大きな影響を与える税制において、重大な決断をした以上、また、私たちが進めている経済政策、賛否両論あります。そして抵抗もある、その成長戦略を国民の皆様とともに進めていくためにには、どうしても国民の皆様の声を聞かなければならないと判断しました。』
一方、私が今自宅で読んでいるこの著書は、元東京都副知事の著者が、『都政研究』に掲載した投稿文を著作化した世界各国の都市論です。その中の、イギリスのロンドン金融街シティ「シティ・オブ・ロンドン 区役所をギルドホールと呼び事業者が選挙権を持つ」でも、この民主主義の名言『代表なくして課税なし』が言及されていました。以下に、その記述を引用・掲載します。
『大ロンドン市の中は32の区と一つのシティに分かれる。シティは正式にはシティ・オブ・ロンドンと言う。・・シティの議員の選挙権・被選挙権は、夜間住民のほかに事業者にも与えられている。・・シティの都市自治はそもそも、夜間住民ではなく、ビジネスを行なう事業者から発達した歴史と思想を基本としている。「代表なければ課税なし」という民主主義の原則を貫いている。』
この著者は、近代民主主義の発祥の国・大英帝国での事例として、この名言を引用していますが、安倍首相はその大英帝国から独立を目指したアメリカが母国のいわば”パクリ”として戦争遂行のスローガンとしたこの名言を紹介したものです。でも、言わんとすることは全く同じです。だから、私はこの著書を読んでいて、不可思議でとても奇遇な一致した現象に、今とても驚いています。さらに、安倍首相の博学ぶりにも感心しました。
そして、逆に、民主党海江田代表の安倍首相への全く共感しない的外れの批判は、彼の歴史的な見識の欠如から来ているのだと私は強く得心しました。
コメント
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