pure breath★マリーの映画館

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『ローン・レンジャー』

2013-08-06 21:16:42 | 映画(ら行)
                世界を変えるのは、正義か?復讐か?


『ローン・レンジャー』
監督・・・ゴア・ヴァービンスキー
製作・・・ジェリー・ブラッカイマー
出演・・・ジョニー・デップ、アーミー・ハマー、ヘレナ・ボナム=カーター 他

                     【解説】
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップとゴア・ヴァービンスキー監督ら主要スタッフが再びタッグを組んだアクション・アドベンチャー。テレビドラマや映画で何度も映像化された人気西部劇を基に、悪霊ハンターと正義のヒーローのコンビが巨悪に立ち向かう姿を活写する。ジョニーとコンビを組むローン・レンジャー役には、『J・エドガー』のアーミー・ハマー。個性的で好感の持てるキャラクターたちのほか、荒野を舞台にした派手なアクションなどにも注目。
                     【STORY】
幼い頃に遭遇した悲しい事件への復讐(ふくしゅう)をもくろむ悪霊ハンターのトント(ジョニー・デップ)は、そのスピリチュアルな力で死の一歩手前の男、ジョン(アーミー・ハマー)を救う。正義感の強いジョンは、目的を達成するためならどんな手段も用いるトントと衝突するも、愛する者を奪われたことで豹変(ひょうへん)。マスクを装着し“ローン・レンジャー”と名乗り、トントと一緒に巨悪に挑む。



公開初日鑑賞~~~。(今頃書いてますが・・・汗)

ジョニーの映画公開日だから、仕事もお休みをもらっていたんだけど・・・ちょうど父が転院になって朝一鑑賞出来なかった。けど、ジョニーの映画行くからと言ったら家族みんなが行っておいでと背中を押してくれるので夕方行って来ました。(うちではジョニーの・・といえば、なんでも許される環境が整っている 笑)中途半端な時間だからか人が少なくてちょっとがっかり・・・アメリカでもコケたと聞いてたから~せめて日本ではヒットして欲しいわ~~。

最近はイマイチの作品が多かったけど~今回はよかったんじゃないかな?もう1回観たいって思えたし・・・
ジョニーこだわりの役作りで、またまた白塗りだけど~冒頭の老人メイクは凄かった。彼が歳取ったら、あんな風になるのかな・・・仕草や歩き方まで老人っぽいのはさすがです~。
ラストシーンは彼が歩く後ろ姿だけなのですが、なんだか涙がこぼれてしまって・・・ジョニーはこうやって歩んでゆくのかな。私達ファンはこうして、彼の後ろ姿を見つめるしかないんだろうな~なんてちょっとセンチな気分になったのかもしれない。
色々あったけど、ジョニーにはずっと自分が演じたい役を選んで好きなようにやってもらえばいいや。私達を喜ばせるんじゃなくて、彼がやりたいようにやってもらうことが一番いいんだろうって。
刺激を与えてくれる恋愛も、好きな女性がたとえワケありだとしても(苦笑)、好きなようにやって下さい・・・と思ったのでした。


彼が作り上げたトントの容貌がよかった~!
カラスを頭に乗っけるなんて素晴らしい♪私が幼い頃の記憶をたぐりよせてみたら、トントってベーシックなウエスタ~ンな格好をしていた気がするんだよね。
決め台詞は「インディアン、ウソつかない(ウソ言わないだったかな?)」←これはずっと流行ってました。
ジョニーのトントには100%満足!アクションもどこまでやっていたんだろう?頑張って?いた~。


アーミー・ハマーは誰もが認めるセレブ俳優さん。
育ちのよさがこれだけ顔に出てる人も珍しい(褒めてます)
頭が固い。融通が利かない。そんなところもぴったり!(褒めてます2)
マスクを付けて、白馬シルバーに乗ったら~はいっ!ローン・レンジャーの出来あがり♪キャスティングした方、上手いわ~~~。


悪役もきちんと悪役顔で・・・
トム・ウィルキンソンとかキャヴェンディッシュのウィリアム・フィクトナーなんてよかったな~~。一度観たら忘れない嫌な顔(褒めてます)

レベッカ役のルース・ウィルソンって、あんまり観たことなかったけど古典的な顔つきで合ってましたね~。

足に銃を仕込んだ女主人レッド~ヘレナがいつも通りすぎて、ちょっとつまらなかった。せっかくの凄い設定~タラ監督とかロドリゲス監督だったら、もっともっと見せ場があったハズ。ちょ~っと勿体なかったな。


パイレーツっぽいシーンが何か所かあった。
列車上で、ぶら下がって(クレーンみたいに?)あっちこっち移るとことか・・・
音楽も、っぽい♪と思ったら、安定のハンス・ジマー。
ウィリアム・ティル序曲は盛り上がるよね~~~。流れるとワクワクする~。

でも、なんでこんなに上映時間が長いのだろう・・・?
トントが聖なる力で甦らせるという大切なシーンは、ジョンがいきなり山のてっぺんのやぐらの上で目覚める(メイキングで、CGじゃなくてスタントも使わず実際アーミーがやっていた。)・・・というもので。ここが重要なのに~ここカットはダメでしょう?
聖なる力がどんなものなのか、よく分からなかったのもマイナスポイント~。

次から次とたたみかける列車のアクションとか凄いのだけど、後で考えるとあまり残っていない。
私が印象的なのは、老トントと少年のシーンというのではこの映画の立場が・・・汗

内容を覚えていなくても誰でも知っている「ハイヨー!シルバー!!」の白馬シルバーの名演技が凄い。お茶目な仕草とか、颯爽と走るカッコいいシーン、お酒まで飲んじゃう演技・・・これは見どころ~。
サソリをバクバクはCGなの?

そうそう、西部の壮大な景色~も見どころですね・・・果てしなく広がる赤い荒野が美しかった。



マリー的お気に入り度 ・・・★9個(ちょっとオマケしちゃった)





この映画の撮影時のちょっといい話、見つけました~
2013年6月26日付

◆俳優のジョニー・デップが、最新作『ローン・レンジャー』のロケ最終日に地元住民のためにサイン会を開いていたことが明らかになった。サイン会が行われたのは人口290人という小さい町だったが、1,000人近い人が訪れたという。
『ローン・レンジャー』の最終ロケ地は、アメリカ・コロラド州にあるクリードという町。小さい町ではあるものの、以前に行われた同作のファンイベントでもジョニデとゴア・ヴァービンスキー監督が「すごくいいところだった」と口をそろえるほど、製作陣&キャストの思い入れが深い地だ。
長きにわたった同作のロケ最終日、ジョニデは同地で地元住民への感謝の意も込めてサイン会を開催した。昨年の来日時にも成田空港で30分近くファンと交流していたジョニデだが、このときは4時間近くファンサービスを行っていたというから驚きだ。
精力的なファンサービスで知られるジョニデはその理由について「僕は観客の皆さんのことをボスのような存在と考えているんだ。もし彼らがお金を払って映画を観てくれなければ、僕はこうして活動することができないのだから、彼らは僕の雇い主みたいなものだ」と明かす。「つまり……僕たちは彼らのために作品を作っているんだよ。彼らのことを驚かせたい。彼らに笑ってもらいたい。彼らの存在があるからこそ……僕は長年頑張ってこられたんだ。それ以外に、僕が今もこうしてここにいる理由が、全く思いつかないからね」とファンへの感謝を語っている。