pure breath★マリーの映画館

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『ハンガー・ゲーム』 試写会で鑑賞~

2012-10-12 18:10:17 | 映画(は行)
              ◇ハンガー・ゲーム◇
     1、12の地区より12~18歳の男女各一名、計24名が選出される
     2、飢え(ハンガー)に耐え、戦うサバイバルゲーム
     3、ゲームは生中継される
     4、勝者は生き残った1名のみ
     5、勝者には巨万の富が与えられる



『ハンガー・ゲーム』
監督・脚本・・・ゲイリー・ロス
出演・・・ジェニファー・ローレンス、ジョシュ・ハッチャーソン、リアム・ヘムズワース、ウディ・ハレルソン、ドナルド・サザーランド、スタンリー・トゥッチ、レニー・クラヴィッツ 他


    【解説】
アメリカで驚異の2,000万部以上のベストセラーとなった、スーザン・コリンズの小説を基に映画化したサバイバル・スリラー。独裁国家となったアメリカで実施される、プレイヤーたちが一人になるまで殺し合うゲームの出場者となった少女が、決死の戦いに臨む姿をスリリングに活写する。『ウィンターズ・ボーン』のジェニファー・ローレンスが主人公にふんし、弓矢を駆使したアクションを披露。脇を固めるドナルド・サザーランドやスタンリー・トゥッチら、実力派の共演も見もの。監督を務めるのは『シービスケット』のゲイリー・ロス。

    【STORY】
富裕層によって支配され、パネムという名の独裁国家と化したアメリカ。そこで民衆の絶大な支持と人気を集めているのが、各地区から選出された12歳から18歳までの男女が森の中で殺し合い、生き残った者に巨額の賞金が渡されるという殺人サバイバル「ハンガー・ゲーム」だった。まだ幼い妹がプレイヤーに選ばれてしまったカットニス(ジェニファー・ローレンス)は、彼女の代わりにゲームに出場することを決意。家族を養うための狩猟で鍛えた弓矢の腕と持って生まれた鋭い勘を生かし、強豪プレイヤーを打ち倒していくが……。




とっても期待してました~。
それも一足先に試写会で観れてラッキー♪←それなのに、今頃のアップ・・・汗


ストーリー的には『バトル・ロワイヤル』みたいに若者たちの殺し合いが凄いのかと思っていたら~残酷描写はそんなになかった。
残酷描写が少ないだけではなく、それぞれの少年少女の背景も薄く、少なくて~本当なら、もっともっと感情移入してしまうはずなのにそんなこともなく・・・殺されても割と平気、みたいな?
じっくり描いてあるのは主人公の少女カットニスの背景でしょうか~父を亡くし、身体の弱そうな母と優しげな妹を養う為に危険を冒し、立ち入り禁止に入り野山を駆け巡り獲物を捕える。
そんな少女が妹の代わりに過酷なゲームに参加する・・・というくだりが丁寧。その後のゲームが始まるまでの訓練などもちょっと長いかな?そこで各地区代表の子供たちのことをもっと知りたかったな・・と。←ここも結構サラッとしてる。

小説がベストセラーというのは分かるな。面白いお話だもの。
でも~面白いものをあちこちつまんで2時間ちょっとの映画にする時、取り上げたところが全部面白いとは限らないので~だんだん辻褄が合わなくなったり、ここんとこもっと観たいのに~っていうとこが短かったり・・・難しいものですね。

スポンサーを得る為のお披露目の場、炎の少女としてあんなに注目集めたのに~ゲーム中に差し入れしてくれたのは、チームの仲間だけだった。(怪我がアッという間に治る!!)
原作では、もっともっと困った時に何かをくれる設定だったのではないかな~?と思ったわ。



カットニスのジェニファー・ローレンスは素晴らしい!
意思の強さが身体全体から溢れ出ている~。『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』のミスティークの印象が強いけど彼女の評価が上がった『ウィンターズ・ボーン』は未見。
女子なのに、がっしりとした身体・・・見るからに男前な表情~各地区代表が並んだだけで彼女が勝ちそう(笑)


ピータはジョシュ・ハッチャーソン。最初、回想シーンでチラチラ出るから何?と思っていたら・・・そうなのね~彼の好意はずっと知っていたのかな?それでも、ゲイルが彼だったのかな~
ジョシュ、小さい頃から見てるから急に大人になった印象~。彼って、ちょっと陰がある子だから、こういう役似合っていた。


12地区での彼?友達?ゲイルはリアム・ヘムズワース。
まさか俺様ソー様の弟だとは・・・インパクトなし。今回は印象薄かったけど、どうやらこれから(続編では)活躍するらしい・・・。ピータとのカットニス争奪戦もちょっと楽しみ~


カットニスのスタイリスト、見たことあるなぁと思っていたら、レニー・クラヴィッツ。そりゃ見たことあるはずだ~
『プレシャス』にも出てたみたいだけど、覚えていない・・・最近の歌い手さんは、演技も上手なのね・・・。この役、似合っていた。


50回大会の勝者でカットニスの教育係ヘイミッチはウディ・ハレルソン。
トラウマからか、今は酒浸り・・・でもだんだんと協力的になっていく人。この方はいろんな映画でお目にかかるけど~こういう役に会うね。
続編も出ちゃうのかな?もっと観たい気も~~


TV司会者?スタンリー・トゥッチ、髪の毛があるから分からなかったよ~~~(笑)
調子いい感じがぴったりね。


突然、カットニスを助ける行動に出たアフロの女の子、ルー=アマンドラ・スターンバーグ。この子、どこかで観た~と思っていたら先日鑑賞した『コロンビアーナ』←未レビュー。で、ゾーい・サルダナが演じる主人公の少女時代を演じた子だった。その時もすご~~く高い身体能力発揮してたの。


カットニスたちが命懸けで戦う場所は、ハンガーゲームを作るセンターみたいなところでデジタル操作されていて、指先で作ったものがそのまま現実に・・・。
火を放ったり~行きどまりにしたり、いろんなことが出来てしまう。猛獣を何頭も作り放すシーンには腹が立った。
そうして作り上げたもので実際人を殺めたり出来るとは恐ろしい・・・聴衆の反応によってルール変更したり~ここではなんでもありなんだし。
そして、その様子は全世界の人が必ず観なくてはいけない・・という決まり。それって本当にえげつないわ。

キャピトル(富裕層)の人達の、いかにも~的なケバい衣装や化粧が楽しい。
最近多い、貧困層と富裕層という図式・・・
未来がもしこんな形なら、絶対自分は貧困層だろうなぁ~カナシイ・・・



マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半(続編に期待を込めて・・・)