pure breath★マリーの映画館

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『裏切りのサーカス』

2012-07-18 22:45:31 | 映画(あ行)
一度目、あなたを欺く。
二度目、真実が見える。




『裏切りのサーカス』
監督・・・トーマス・アルフレッドソン
原作・・・ジョン・ル・カレ
出演・・・ゲイリー・オールドマン、コリン・ファース、トム・ハーディ、マーク・ストロング、ジョン・ハート 他


【解説】
元MI6諜報(ちょうほう)員の経歴を持つ作家ジョン・ル・カレによる人気スパイ小説を、『ぼくのエリ 200歳の少女』のトーマス・アルフレッドソン監督が映画化したサスペンス。英国諜報組織の中枢に20年も潜入しているソ連の二重スパイを捜すため、引退生活から呼び戻されたスパイが敵味方の区別もつかない中で真相に迫る姿を描く。主演のゲイリー・オールドマンをはじめ、『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したコリン・ファース、『インセプション』のトム・ハーディら実力派の競演は必見。

 【STORY】
東西冷戦下の1980年代、英国諜報(ちょうほう)部「サーカス」を引退したスパイ、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)に新たな指令が下る。それは20年にわたってサーカスの中枢に潜り込んでいる二重スパイを捜し出し、始末するというものだった。膨大な記録や関係者の証言を基に、容疑者を洗い出していくスマイリーがたどり着いた裏切者の正体とは……。





「英国ミステリーの歴史に燦然と輝く傑作、完全映画化」・・・チラシのこの文字通りの作品でした~。
スパイものは難しい・・・特に二重スパイは・・・
どの人もみんな怪しく見えて、一体誰が“もぐら”なのか~全然ワカリマセン・・・
最初に疑ったのはスマイリー(ゲイリー)だし、相変わらずトンチンカンな私?(笑)
トンチンカンといえば、最初ベッドで殺されていたのがスマイリーに捜査を指示したコントロールだってこと全然分からなくて、あの人どうしたっけ?って考えてた。解りづらいよね~(私だけ?)
この複雑な世界・・・元スパイが描く・・・というからには実際こういうことが行われていたのでしょうね。


ティンカー(鋳掛け屋)
テイラー(仕立て屋)
ソルジャー(兵隊)
プアマン(貧乏人)
組織幹部の4人の通称名。ティンカー、テイラー、ソルジャーはいいけど、貧乏人って・・(笑)
原題は『TINKER TAILOR SOLDIER SPY』だって。プアマンはいな~い。扱いが雑?

スパイものって、いつでもハラハラしちゃうけど、ピーターが秘密の捜査するシーンとか必要以上にドキドキしてしまった。


ゲイリーはお気に入り俳優さんの一人だけど~今回も渋かった!
最初ずっと台詞がないのだけど、その佇まいだけでこちらを納得させてしまうのはさすがだなって・・・
疑ってゴメンね・・・><


テイラー役コリン・ファースも一癖ありそうでよかったけど
印象的なのはやっぱり、ジム・プリドーを演じたマーク・ストロング。そしてリッキー役のトム・ハーディ。この2人が一番残ったな・・・
マーク・ストロングの暗さってこの作品の暗さと凄く合っていて(表現がヘンだけど)言葉少なの彼の心情が伝わってくる。
トム・ハーディは最近売れっ子。いろんな顔を持ってるから見ていて楽しい。


個人的にちょっと注目したいのがベネディクト・カンバーバッチ。←ピーター役
今までもちょくちょく見てたし、私の趣味ではないんだけど・・この彼はクールでよかった!


東西冷戦・・・英国情報局秘密情報部<MI6>とソ連国家保安委員会<KGB>の情報戦
“もぐら”の正体とは・・・


難しい難しい作品だったけど、私にはストーリーよりも役者さん愛でる映画でした~♪


マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半ちょっと