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『ダークナイト ライジング 』

2012-07-28 01:00:06 | 映画(た行)
                          伝説が終わる




『ダークナイト ライジング 』
監督・・・クリストファー・ノーラン
出演・・・クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、アン・ハサウェイ、トム・ハーディ、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィット 他

  【解説】
鬼才クリストファー・ノーラン監督が、『ダークナイト』に続いて放つアクション大作。8年間平和を保ってきたゴッサム・シティを狙うベインが出現し、再びダークナイト(バットマン)と激しい攻防を繰り広げる様子を映し出す。今回も主演のクリスチャン・ベイルをはじめ、マイケル・ケインやゲイリー・オールドマンらが続投。新キャストのアン・ハサウェイやトム・ハーディらと共に見せる、最終章にふさわしい壮絶なストーリー展開に熱狂する。
  【STORY】
ジョーカーがゴッサム・シティーを襲撃するものの、ダークナイトが死闘を繰り広げ彼を撃破してから8年後。再びゴッサム・シティの破壊をもくろむベイン(トム・ハーディ)が現われ……。




早速観てきました~。
満足満足!凄かった~!3Dじゃなくても、本当に迫力ある映像~!わたしの中ではバットモービルだって目の前に飛んで来たわ。
予告で何度も観ていた爆破シーンも凄かったけど、バットモービルが自由に空を飛びまわるのが良かった~~~。
最後は泣いてしまった・・・
詳しくは書きませんが~以下、ネタばれは少しだけあるかも?


このノーラン版バットマンシリーズは本当にダークで・・・1作目『バットマン ビギンズ』もそうだったけど
ジョーカーの印象があまりにも強烈だった前作『ダークナイト』で更にダークに・・・
そして今作はそれから8年も経った設定だったのですね。その間ブルース・ウェインは、ヒッキー(ひきこもり)になっていたとは・・・

彼が表へ出るきっかけになったのが謎の女怪盗セリーナ。 
彼女とっても良かった!バットポッドは今回は彼女の為のものだったね。颯爽と乗りこなす姿にくぎ付け!
ミステリアスな雰囲気も漂わせながら~最後まで敵か味方かワカラナイ・・・でも凄く魅力的で♪
暗黒な世界に彼女の美しさは希望の灯のように感じたのは私だけかな・・・

スケアクロウ登場にはびっくり!!(ちょっと嬉しかった 笑)
めっちゃ偉そうだったね。さすが、したたかだわ~。

圧倒的な悪の化身ジョーカーに代わっての悪役ベインは『バットマン ビギンズ』にも関係していたとは・・・
前作からの絡みもあり、これはまた前2作観たくなりました。

ノーラン監督が「ブルース・ウェインという人物の旅を描きたいという想いだった」と語るようにこの物語はバットマンではあるけれど、そのマスクの中のブルースの人生を描いているのですね。
『バットマン ビギンズ』での彼は洞窟でのトラウマを抱えながら、両親の仇を討つ為にバットマンとなり“悪”と闘った。
『ダークナイト』では圧倒的な“悪”ジョーカーと闘い、愛する者も失った。
そして、最終章では彼はどこへ向かうのか・・・?

バットマンが他のスーパーヒーローと決定的に違うのは、生身の人間だということ。
いつも身体に、心に、大きな怪我を負って倒れ、打ちのめされ・・そしてまた這い上がってゆく。
今回もそれは、凄まじかった・・・背骨もやられ(涙)奈落まで落とされ、それでもあきらめず立ち上がる。痛々しくて泣けてきました。
彼は再びマスクを被る。
大切な人達を守るため・・・ゴッサムの住人たち、未来を担う子供たちの為に・・・


ラストはいろんな解釈があると思うけど、私はやっと愛する人と共に前へ(光の方へ)進めた・・・と思いたいです。まぼろしではなく・・・
もう、ダークナイト=暗黒の騎士ではなく・・・



やっぱクリスチャン・ベイルは凄いわ。
引き籠ってよれよれになっていた姿から、心身共に鍛え直して~また新たな敵に向かってゆく変わり方・・さすがです。
アクションもこなし、細かな表情でも納得させてくれる彼はやはり素晴らしい。


ゲイリーは苦悩する正義の人。
『裏切りのサーカス』とは違う人のよう。どこか人間臭く~真実を隠さなければならないジレンマとか・・・その細かな表情から伝わってくる。


執事のマイケル・ケイン。今回は出番は少ないけど重要なカギを握ってる・・と私は思う。
彼の“想い”がこれほど伝わってくることはなかったかもしれない。


ジョセフ・ゴードン=レヴィットは、びっくりするほど重要人物でしたね。すご~~く良かった!また女性ファンが増えそう(笑)
繊細な中にも強い信念を感じて(それは彼の過去がそうさせるんだろなって想像させる)
う~~ん、そう来たか・・・とちょっと驚いた。彼の本名が「ロビン」って・・・。まさかの???


今回のキャラで一番気に入ったのはセリーナ。
キャットウーマンとは名乗らないけど、猫耳付けてましたね~~~。
美しいし強いし~何度も言っちゃう!バットポッドに跨る姿が本当にカッコいい!! アン・ハサウェイ、ぴったりでしたね♪


マリオン・コティヤールがただの投資家ではないと思ったら、やはり・・・
こういう謎めいた役はお似合い。ミステリアスな美女~!素敵でした。。。


ベインがトム・ハーディだって、恥ずかしながら気付きませんでした・・・スキンヘッドでヘンなマスク姿だから~ずっと、ミッキー・ロークみたいな別な人。って思っていた・・・
まさか最近しょっちゅう見ているトムハだったとは・・・
体重も増やしていたのかな?バットマンと拳で闘うシーンとか凄い迫力あった!


モーガン・フリーマンもちょっとしか出なくて残念~。
けど彼が出るとホッとするわぁ。
リーアムさんも登場っていうのも、さぷらいずだったなぁ(私だけ?)


欲をいえば、ベイン・・頑張ってはいたけど最期といい、ちょっとあっけなかった。

あと少し気になったのが、セリーナと一緒にいた(暮らしていた)女の子って誰という設定でしょう・・・。
なんか説明的なことあるかな?と思ったけどなかった。ただの泥棒仲間なの?

今回のこうもりマークが現れるシーン・・・ビルが燃えて?
思わず拍手したくなったほど、ゾクゾクした~。
やっぱり、いつもヒーローの登場シーンはときめく!!


もう1回観たいな・・・


マリー的お気に入り度 ・・・ ★9個+半 (最終章にふさわしかった!)