pure breath★マリーの映画館

好きな映画とイロイロなこと・・・

『アーティスト』

2012-04-11 20:37:03 | 映画(あ行)
君と出会って、世界は再び色づきはじめる。



『アーティスト』
監督・脚本・編集・・・ミシェル・アザナヴィシウス
出演・・・ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル、ペネロープ・アン・ミラー 他


【解説】
サイレントからトーキーへと移り変わるころのハリウッドを舞台に、スター俳優の葛藤(かっとう)と愛を美しいモノクロ映像でつづるサイレント映画。フランスのミシェル・アザナヴィシウス監督がメガホンを取り、ヨーロッパのみならずアメリカの映画賞をも席巻。芸術家(アーティスト)であることに誇りをもち、時代の変化の波に乗れずに凋落(ちょうらく)してしまうスターを演じるのは、『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』のジャン・デュジャルダン。ほかに、ジョン・グッドマンなどのハリウッドの名脇役が出演。サイレントの傑作の数々へのオマージュが映画ファンの心をくすぐり、シンプルでロマンチックなラブストーリーも感動を誘う。

【STORY】
1927年のハリウッドで、サイレント映画のスターとして君臨していたジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、新作の舞台あいさつで新人女優ペピー(ベレニス・ベジョ)と出会う。その後オーディションを経て、ジョージの何げないアドバイスをきっかけにヒロインを務めるほどになったペピーは、トーキー映画のスターへと駆け上がる。一方ジョージは、かたくなにサイレントにこだわっていたが、自身の監督・主演作がヒットせず……。




話題の作品~
面白かったです。一番眠くなる時間帯に観たので、もしかして寝てしまうのでは?という不安があって・・・
で・・・残念!一瞬だけ寝ちゃいました。あ~不覚!ちょうどジョージが落ちぶれて、逆にぺピーの人気が出て2人の間にちょっと諍いの会話があったんじゃないかな~?そこ!
その会話がワカラナイ。そこって重要でしょうか???

わんこに期待してたんだけど、期待通り~期待以上!わんこが最初から最後まで素晴らしくて・・・それだけでも観てよかった。
バンって撃たれてコロン!実際のバンって音にも反応してコロン。アギーってばかわいい~~~!!!

そしてご主人様を助ける為に全力疾走~!その一所懸命走る姿がいじらしくて可愛くて・・・走ってる姿に泣けた。。。
ジョージが自ら・・・って時に、必死に止める姿にも泣いた~!
劇中での名前ってあったっけ?エンドロールでTHE DOGって出たような?


サイレント映画というと私にはチャップリン。
チャップリンの映画は子供の頃から、ほとんど劇場で観ている。昔は何度も同じ映画の上映があったので。

今何故あの時代?と思ったけど、3Dよりやっぱり好きだなぁ~~~。
飛び出さなくても、最低限の文字と想像力で映画は十分楽しめる。


私の好きなシーン
愛しい人の服に腕を通して~まるで抱かれているように・・・
こんなことされたら、男性は胸きゅん!しちゃうんじゃな~い?


最初の人気絶頂時のジョージ映画で、セーラームーンのタキシード仮面を思い出したのは私だけ?(笑)
台詞がなくても楽しめるものだなぁ~~~。
それに、映画の中での映画が面白かったわ。もっと観たいって思うのがあった。
古典的なストーリー、心地よい終わり方。

ラストの2人の共演映画もよかった。
軽快なタップ!素晴らしい~。


でも・・・でも・・・凄く正直な感想を述べると、最後に唐突にトーキーになった時
私はやっぱりこちらが好き!って思った・・・

大切な台詞を“声”で聞きたい~と思ってしまった。
それは邦画の『BECK』で“天使の歌声”が聴けなかったはがゆさに通ずるかも・・・

サイレント映画が好きな方には、本当に楽しめる素晴らしい作品だと思った。


マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個ちょっと