大阪全停止。
その鍵を握るのは、トヨトミの末裔だった。
『プリンセス トヨトミ』
監督・・・鈴木雅之
原作・・・万城目学
脚本・・・相沢友子
出演・・・堤真一、綾瀬はるか、岡田将生、沢木ルカ、森永悠希、和久井映見、中井貴一 他
【解説】
「鴨川ホルモー」などで知られる人気作家・万城目学の直木賞候補にもなった小説を、『HERO』の鈴木雅之監督が映画化した歴史ミステリー。会計検査院による査察をきっかけに、約400年もの間守られてきた秘密が発覚し、大阪中を巻き込む大騒動に発展していくさまを描く。物語の要となる3人の調査官を、堤真一、綾瀬はるか、岡田将生が好演。
歴史に裏打ちされた緻密(ちみつ)な構成と、個性豊かな登場人物たちが織り成す奇想天外な万城目ワールドに魅了される。
【STORY】
会計検査院の調査官である松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)、旭ゲーンズブール(岡田将生)の3人が、府庁など団体の実地調査のため東京から大阪にやってきた。
順調に調査を進める中、不審な財団法人を見つけ徹底的に調査するが、変わった様子もなく引き上げようとしたとき、大阪国総理大臣と名乗る男が現れる。そして、大阪中を巻き込む思いも寄らぬ事態へと発展していき……。
面白かったです~。
観終わってからすぐに本屋さんへ寄って原作本購入しました~。
そして、お昼にはお好み焼きを食べました♪
お好み~~すご~~く美味しそうなんだもの(笑)単純な私です。
会計検査院の存在も知らなかったけど、みんなが恐れる職業だということは分かった・・・(笑)
ただ、大阪全停止・・・のシーンは予告でもかなり見せられているから、あんまり驚かなかった。
撮影は大変だったろうなぁ~とは思ったけど。やっぱり予告で見せすぎ~はよくないな・・・><;
豊臣の末裔・プリンセスが活躍するのかと思いきや~そちらは、本人も知らないってことであまり活躍はナシ。
ただ末裔を守るために、住民~いえ大阪国国民が立ち上がるところは、ワクワクした。
ひょうたんで、大切なことを伝達してゆく。
TVのキャスターまでも普通に喋りながら、ひょうたんを出すとことか可笑しかった。
会計検査院の3人のキャラと中井さん演じる、お好み焼き屋さん親父とか、親父の息子(女の子になりたい子)とか、こちらも結構天然系の息子母とか、キャラがみんな面白くて・・・
堤さんは、こういう役本当にぴったり~~!
堅苦しいのかと思うと、いっつもアイス食べていたり~(笑)さりげなく面白い。
そして亡き父との想い出では、ホロリと泣かせてくれる、、、
綾瀬はるかちゃんは「鹿男あをによし」でもそうだったけど、ちょっと天然で~可愛いんだよね。
ものすご~~い大食漢で、常に何か食べている(しかも美味しそうに)鳥居役、楽しかったです。
彼女があんまり美味しそうに食べるから~お好み焼き食べちゃったし、たこ焼きも食べたくなってしまったわぁ。
岡田くんは、クールな感じがゲーンズブール!って思ったら(意味不明)原作では女性なんですね。
旭・ゲーンズブールは長身で見た目外国人、反対に鳥居が小柄な男性・・・でした。
でも、映画では逆なので「旭くん」と呼びかける鳥居ちゃんに「旭はファーストネームです。ゲーンズブールと呼んで下さい」と執拗にこだわるのが面白かった。
大阪の元気なたこ焼き屋さん~玉木くんはカメオ出演だと思うけど
何度もちょこちょこ出るし、エンドロールで名前もちゃんと載ってた。
2人の中学生
セーラー服の男の子真田大輔・森永悠希も似合っていたし、橋場茶子(こんな名前嫌だ~笑)・沢木ルカも目力が強くて良かった。
中井さんは、さすがの存在感。
無口なお好み焼き屋さん店主だと思ったら・・・実は。
やはり上手い!
彼と、女の子になりたい息子。
堤さん演じる松平とその亡き父。
父と子の物語ですね。
ラスト、松平があの赤い絨毯の廊下を歩いてゆくシーンで涙がこぼれてしまった。
ただ歩いてるだけなのにね・・・泣かされちゃった。
そして・・・追い詰められた幼い国松を逃がしたのは・・・・・・う~ん、最後まで良かったです。
新幹線から見つける富士山裾野の白い十字架。
意味はないって原作者・万城目さんが言っていたけど~なんかありそうで、効いていた。
マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半 (早く原作を読み進めなくては!あせる!!)