私が所属し、リーダーを務めるシニアの生涯学習グループ「めだかの学校」が今年度上半期の活動をこのほど無事に終了することができた。10月からは活動内容を変えて引き続き活動を続ける予定である。
今年度に入り4月以来、毎月第2、第4月曜日に定例会をもち、計12回の活動を行い、先日9月20日(19日が敬老の日だったために翌日実施)に最終回を迎えた。
今期(令和4年度上半期)は、コロナ禍とあって社会見学など戸外に出る活動は自粛せざるを得ず、映像を視聴する活動が中心とならざるを得なかったが、それなりに収穫の多い活動だったと振り返っている。私自身の記憶にとどめる為にも今期の活動を振り返ってみる。
今期は特例であったが第2、第4月曜日ともに映像視聴が中心となった。第2月曜日は昨年のNHK特集「未来への分岐点」を3回にわたって視聴し、感想を交流し合った。そして残り3回は前年度の積み残しだった時代劇映画を観賞した。第4月曜日は「アカデミー賞作品を観賞する」と題して、近年の日米のアカデミー賞作品賞授賞の作品を観賞した。視聴した映像作品を記録ためにも羅列してみる。
【2030年未来への分岐点・時代劇映画】
〈4月〉◆「暴走する温暖化 “脱炭素” への挑戦」
〈5月〉◆「飽食の悪夢 水・食料クライシス」
〈6月〉◆「プラスチック汚染の脅威 大量消費社会の限界」
〈7月〉◆「蝉しぐれ」
〈8月〉◆「花のあと」
〈9月〉◆「蜩ノ記」
【アカデミー賞作品】
〈4月〉 ◆「沈まぬ太陽」
〈5月〉 ◆「それでも夜は明ける」
〈6月〉 ◆「八日目の蝉」
〈7月〉 ◆「グリーンブック」
〈8月〉◆「千と千尋の神隠し」
〈9月〉◆「ムーンライト」
以上、NHK特集については会員が録画したもの、映画は会員所有のもの、会員が所有していない作品については「めだかの学校」が購入して、観賞した。著作権の問題が難しいので弁護士にも問い合わせをしてお墨付きをいただき実施した。
私たちの活動の一つの特徴は、ただ視聴したり、観賞したりするだけではなく、事後に感想交流などで学習の深化を図るように努めたことである。感想交流を実施することで、自分とは違った見方・考え方を聴くことによって参考になった点が多々あったのではないかと推察している。事実私がその思いをもてたことが収穫だった。
さて、10月からは新たな活動計画のもとでスタートする。その計画は、第2月曜日が「SDGs学習会」と称して、札幌市役所が実施している「出前講座」を活用してSDGsに関する講座を受講することにしている。一方、第4月曜日は「北海道遺産を映像で訪ねる」と題して、北海道遺産の第1回、第2回選定分52件が映像化しているのを利用して、それを5分割(12月月曜が年末のため休止)して視聴することにしている。
前述したように私たちの活動は、ただ観たり、聴いたりするだけではなく、互いに教えたり教えられたりする形で活動を進めることである。それでこそ「めだかの学校」である。文字どおり「誰が生徒か、先生か」である。後期の活動でも「北海道遺産を映像で訪ねる」でも、視聴前に各自が分担して北海道遺産に選定されている街や物件についてのエピソードを披露しあうことにしている。どんな話が飛び出すのが、興味津々である。楽しみながら、和やかにシニア同士の学びを続けていきたい。