“魂が揺さぶられる”とはこうした状況を言うのだろうか? そう思えるほどKiKi & ゴスペルクワイヤの歌声は聴いている私の心に迫ってきた。まるで陶酔しているかのように歌うことに全霊を傾けている彼らの姿に私の魂は揺さぶられ続けた。
12月22日(土)午後、北海道庁赤れんが庁舎(中央区北3西6)で道が主催する「赤レンガ X’ masコンサート」が開催された。
無料のコンサートということでそれほど期待して出かけたわけではなかった。しかし、その思いは嬉しい見当違いで、感動しっぱなしの2時間だった。
コンサートは2部に分かれていて、1部が「D - Three」というジャズトリオの演奏、そして第2部が「KiKi & ゴスペルクワイヤ」の歌声だった。
第1部の「D - Three」はウッドベースをメインとし、ギターとドラムが脇を固める実力派ジャズメンの演奏だった。演奏スタイルとしては正統派モダンジャズ(そんなジャンルある?)という感じで、「枯葉」、「Fly Me to the Moon」、「黒いオルフェ」などスタンダードな名曲を次々と披露してくれた。彼らの確かな、そして心地良い音を聴くことができたことは幸運だった。
そして圧巻の2部のゴスペルだった。
まず「KiKi & ゴスペルクワイヤ」を主宰するKiKi(ゲイリー清美)さんがソロでオリジナル曲を2曲披露した。
R&Bが出発点だというKiKiさんの声量豊かなソウルフルな歌声がまず私たちを魅了した。調べてみるとKiKiさんの年齢は43歳かと思われるが、若々しく素敵な女性であり、多彩な体験が声に深みを与えている。
続いて、KiKiさんが指導しているゴスペルクワイヤのグループとKiKiファミリーの総勢27名が登場した。そこからは本格的なゴスペルソングとなった。KiKiさんによると、ゴスペルとは福音ということであり、「良い知らせ」という意味だそうだ。
その良い知らせを27名+KiKiで歌い上げた。曲名ははっきりしなかった。しかし、曲名などどうでもいい。ともかく28名の歌声が素晴らしいのだ。
歌っている一人ひとりの表情がいいのだ。福音(良い知らせ)を聴いている人たちに届けようとして真剣に歌い上げる表情がいいのだ。
その声、その表情は聴いている者の魂を揺さぶるだけのパワーを持っていたといって過言でない。KiKiさんの見事のリードもあり、会場全体がある種のトランス状態になったかのように熱気に満ちたものになった。私も久しぶりに興奮を覚えたコンサートだった。
コンサートが終了した時、当然のようにアンコールを促す万雷の拍手に包まれた。
アンコールが終わり、席を立った人たちの中には涙を浮かべている人たちを何人も目にしたが、誰もが魂を揺さぶられるような時間を味わったのだと思う。
KiKi & ゴスペルクワイヤ…、これから要チェックのグループである。
12月22日(土)午後、北海道庁赤れんが庁舎(中央区北3西6)で道が主催する「赤レンガ X’ masコンサート」が開催された。
無料のコンサートということでそれほど期待して出かけたわけではなかった。しかし、その思いは嬉しい見当違いで、感動しっぱなしの2時間だった。
コンサートは2部に分かれていて、1部が「D - Three」というジャズトリオの演奏、そして第2部が「KiKi & ゴスペルクワイヤ」の歌声だった。
第1部の「D - Three」はウッドベースをメインとし、ギターとドラムが脇を固める実力派ジャズメンの演奏だった。演奏スタイルとしては正統派モダンジャズ(そんなジャンルある?)という感じで、「枯葉」、「Fly Me to the Moon」、「黒いオルフェ」などスタンダードな名曲を次々と披露してくれた。彼らの確かな、そして心地良い音を聴くことができたことは幸運だった。
そして圧巻の2部のゴスペルだった。
まず「KiKi & ゴスペルクワイヤ」を主宰するKiKi(ゲイリー清美)さんがソロでオリジナル曲を2曲披露した。
R&Bが出発点だというKiKiさんの声量豊かなソウルフルな歌声がまず私たちを魅了した。調べてみるとKiKiさんの年齢は43歳かと思われるが、若々しく素敵な女性であり、多彩な体験が声に深みを与えている。
続いて、KiKiさんが指導しているゴスペルクワイヤのグループとKiKiファミリーの総勢27名が登場した。そこからは本格的なゴスペルソングとなった。KiKiさんによると、ゴスペルとは福音ということであり、「良い知らせ」という意味だそうだ。
その良い知らせを27名+KiKiで歌い上げた。曲名ははっきりしなかった。しかし、曲名などどうでもいい。ともかく28名の歌声が素晴らしいのだ。
歌っている一人ひとりの表情がいいのだ。福音(良い知らせ)を聴いている人たちに届けようとして真剣に歌い上げる表情がいいのだ。
その声、その表情は聴いている者の魂を揺さぶるだけのパワーを持っていたといって過言でない。KiKiさんの見事のリードもあり、会場全体がある種のトランス状態になったかのように熱気に満ちたものになった。私も久しぶりに興奮を覚えたコンサートだった。
コンサートが終了した時、当然のようにアンコールを促す万雷の拍手に包まれた。
アンコールが終わり、席を立った人たちの中には涙を浮かべている人たちを何人も目にしたが、誰もが魂を揺さぶられるような時間を味わったのだと思う。
KiKi & ゴスペルクワイヤ…、これから要チェックのグループである。
やはり、人の歌声は、どんな楽器よりも強く心に響きますね。もちろん、上手い場合に限りますが。
まあ、下手でも心に響く場合もあり、それは技巧のうまいへたを超えたハート、というとまた、混乱しますが。
合唱で泣くことは結構あります。小学生が被災地や施設を慰問のために訪れ歌うと、それはそれは感動的だったりします。時には泣きます。
別に、歌で感動させることが簡単だということではなく、歌以外の楽器でそこまで心を揺さぶるのは容易ではないと考えるべきなんでしょうね。
KiKiさんのプロとしての表現力と素晴らしい声量、そのKiKiさんにリードされお腹の底から声を声を振り絞り歌い上げようとするゴスペルクワイヤのメンバーたち…。
音楽的に優れたものだったかのかどうかの判断を素人の私にはできませんが、感動したのは事実です。
いつかどこかで聴く機会があれば、ぜひ聴いてみてください。