田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

めだかの学校 野外学習

2014-06-01 23:29:18 | 「めだかの学校」関連

 時おりレポートしているめだかの学校だが、夏期間は野外学習もあるようだ。このほど初めてその野外学習に参加した。寒さに閉口したが…。 

 先週月曜日(5月26日)午後、今シーズン第1回目のめだかの学校・野外教室(正式には野外教室の呼称している)が行われた。
 学習内容は、札幌駅北口の地下にある融雪装置「都心北融雪槽」、同じく駅北口のところにあるエルプラザ2階の「札幌市環境プラザ」、そして最後に北大構内を見学するというコースだった。

 「都心北融雪槽」は先に一度見学した体験があったが、札幌駅北口のバスターミナルの地下に大きな水槽があるのが驚きだった。降雪期には都心で集められた雪が夜間に運び込まれ、雪を融かしているということだ。
 融雪槽は現在満杯時の半分ほどの水が溜まっていたが、そこには雪に混じっていたゴミや空き缶などが目立っていた。やがて融雪槽内のゴミなどの除去作業をするということだった。
 説明した担当者も話していたが、やはり見学は融雪槽に雪が投入される冬期間の見学が最適ということなので、いつか冬期間に見学したいものである。

          

 次にエルプラザの「札幌環境プラザ」を見学したが、ここは環境に関して子どもたちが学習する施設や展示がいろいろと揃っていた。子どもばかりでなく、我々にとってもエコや環境を知る上では貴重な施設である。
 今回、新たな体験としてはふだん見ることができない、エルプラザ屋上に備え付けてある太陽光発電パネルを設置してあるところを見学することができた。屋上いっぱいに確か70枚のパネルが並べられていたが、一般住宅3~4戸分の必用電力を賄えるということだった。しかし、エルプラザ全体でみると、その必用電力の僅か0.5%を賄えるに過ぎないということだった…。

          

 最後は札幌市観光ボランティアの方の案内で北大構内の銅像や記念建築などを見て回った。ところがこの日は非常な低温だった。初代総長・佐藤昌助の像、ご存じクラーク像、
新渡戸稲造夫人寄贈のハルニレの木、古河財閥寄贈の「古河記念講堂」、中央ローンのサクシュコニ川、農学部、旧理学部の総合博物館などを見て回った。ここまでではまだ全体の1/4程度だったが、寒さに耐えるには限界だった。ボランティアの方が私たちのことをおもんばかり見学を終了してくれた。ホッ。

          
          ※ 北大構内を流れるサクシュコトニ川です。

 新たな発見が一つだけあった。白亜の講堂として知られる木造の「古河記念講堂」が子細に見ると相当に老朽化していたことだ。また、講堂の玄関の高いところに文字が見えたので「何と書いてあるのか」と質問したが、ポランティアの方は知らなかった。デザイン化された文字だったので判読が難しかったが、皆で頭をひねりながら判読したところ「古河家寄贈」と読めた。明治42年寄贈ということでそうした文字を刻むことに何の抵抗もなかったのだろうが、今どきはきっとこうした文字が刻まれることはないだろうなあ、と思った。

          
          ※ 太いナラの木の幹回りを手を繋いで測る参加者です。こんな遊び心を持った方々なのが楽しいですね。

 ともかく服装が服装だったので、寒さには閉口した。
 次の機会の野外学習に期待しよう…。



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