田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

垣間見たアメリカ 7

2012-06-10 23:27:40 | 海外の旅

 6泊7日という短い日程でアメリカの観光ポイントを駆け抜けてきた。それはまさに広大なアメリカの一端を垣間見たに過ぎない。そのようなわずかな体験でアメリカを云々評するのはおこがましい。それでも私なりの感慨は残った。今回の旅を記憶に留めるために旅の記録と共に、垣間見たアメリカを綴ってみたい。  

アメリカ料理は多国籍料理?  

 パスタに、タコスに、みそ汁に…、えっ? これってアメリカ料理?
 そういえばアメリカの食として思い出すのはハンバーガーくらいしか思いつかなかったのも事実なのだが…。

          
          ※ 朝食は一般的に写真のようなアメリカンブレックファーストが多かった。

 旅する楽しみの一つに“食”がある。
 ふだんはなかなか食べることのできないその土地ならではの“食”に触れることは旅の思い出を倍加する。
 今回の旅はすでに伝えているようにオプションを含めて全食が用意されたツアーだった。
 ツアー自体特別に高級路線を謳っていたものではない。さりとてそれほどチープなツアーでもなかったから平均的なアメリカ人が食するものを食べられるものと期待していた。

          
    ※ ナバホ族の郷土料理ナバホタコ(タコスのこと)です。パン生地が厚くてとても食べきれませんでした。

 アメリカでの第一夜、ラスベガスでの夕食に案内されたところがイタリアンレストランだった。
 「えーっ?アメリカにまで来てイタリアン?」と思ったのだが、用意されたパスタを食べ、大味の白身魚のフライを黙々と食した。
 第二夜はBuffet(ビュッフェ)形式の夕食、そして第三夜が日本食と銘打つ海鮮焼き、第五夜になってようやくアメリカらしいといえるか?ロブスターテール&ステーキが出てきた。
(他の日の夕食は機内食など)

          
          ※ ラスベガスのイタリアンレストランで出された白身魚です。

 ランチも似たり寄ったりだった。サンドイッチ、タコス、ハンバーガーと…。

 ここまで来て私も悟った。
 そうだ! アメリカは移民の国だったのだ。(先住民族インディアンを駆逐したという歴史を持つが…)
 だからイタリアンあり、メキシコ料理あり、日本食ありなんだと…。

          
          ※ 日本食レストランで出されたみそ汁とサラダです。みそ汁は食前のスープ感覚で出されました。サラダがみそ汁椀に盛られているところが滑稽です。

          
     ※ 海鮮焼きをシェフが客を意識したパフォーマンスでもって焼き上げました。具材の多さに注目ください。

 ところでその“味”の方だが、お世辞にも「旨い!」とは言いかねる味だった。
 ここで「日本人にとっては」という断りを入れる必要はあるのだが…。
 私たちの感覚からしたら、どうしても“大味”という印象がぬぐえなかった。

          
          ※ ナイアガラの夜に食したビーフステーキとロブスターテールです。この大きさ、この厚さでは食べきれません。

 料理の内容に特色を感じられないアメリカ食だが、その量にはついていけなかった。
 自分でチョイスするBuffet形式は別として、レストランが用意する量はいつでもスペシャルだった。(私たちにとって)
 とても食べきれる量ではない。白身魚も、タコスも、ステーキも、私はかなり残してしまった。(私が特別に小食ということではない)
 あんな量を毎食こなしているからだろう。あちこちで出会ったアメリカ人は私の想像以上に肥満体の人が多かった。

          
          ※ よせばいいのに、帰りのトランジットで寄った空港(デトロイト空港)のフードコートで同行者に誘われて寿司を食しました。味はまあまあでした。

 現地ガイドが話していたことだが、アメリカ食の一つの特徴としてBuffet形式のレストランが多いということだ。(現地ではビュッフェとは発音せず、バフェと発音していた)Buffet形式とは日本でいうところのバイキング方式だが、少なくともアメリカ西部地帯では「Buffet」と大書された看板が目立った。
 そのBuffet形式のレストランでの夕食のとき、ラスベガス在住の日本人ガイドが私の横で料理を選んでいた。私のお皿と自らのお皿を見比べて、「私、この方に比べてこんなに多く取っている~」と言いながらもさらにお皿に料理を載せていた。
 きっと彼女も知らず知らずのうちにアメリカナイズされてしまったのかもしれない…。(彼女は見たところそれほど太ってはいなかったが)
 
 数少ない海外旅行体験だが、海外旅行をするたびに日本食の豊かさを実感している私である。



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2 コメント

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ナバホ族の料理 (ちゃんこま )
2012-06-11 00:00:54
 写真にナバホ族の料理とするナバホのタコスというのがありますが、これはナバホの人にとってはインドのナムのような主食なのでしょうか?インドのナムはインド料理の定食のパンみたいになっているのでそう思ったのですが。ナバホのタコスはナムと違って固そうですが、ところでこのナバホ料理というのは、アメリカでは一般的などこにでもあるメニューなのでしょうか?
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Re:ナバホ族の料理 (マル)
2012-06-11 00:06:46
 ナバホタコのパン生地もそれほど固くはありませんでしたよ。
 ナバホ料理がアメリカで一般的かと問われると、それはちょっと分かりかねます。ただ、アメリカにはメキシコ辺りからも相当数の人が移入してきているから、メキシコ流のタコスは街角でも手に入るようですけど、ナバホ流になるとどうでしょうねぇ…?
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