田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 ローマの休日 №258

2019-12-19 16:28:31 | 映画観賞・感想

 ご存知オードリー・ヘップバーン主演の不朽の名作である。この映画の魅力は何といってもヘップバーンの可憐さである。彼女の可憐な魅力がスクリーン一杯に満ち溢れ、観客を幸せなひと時に導いてくれた映画だった。

                

 12月18日(水)午後、かでる2・7において「懐かしのフィルム上映会」があり参加した。今回取り上げられた映画は1954年製作の「ローマの休日」だった。

 映画の内容についてはいまさら私が紹介する必要がないほど有名であるが、一応さらっとおさらいしておくことにする。

      

 ヨーロッパの某小国の王女アン(オードリー・ヘップバーン)は、ヨーロッパ各国を歴訪しイタリアのローマに着いた。ぎっしり詰まったスケジュールと窮屈な王室流の生活を嫌ったアンは宿泊先を飛び出し、夜のローマ市内を彷徨する。そうした中、アメリカの新聞記者ジョー(グレゴリー・ペック)と出合い、彼に助けられ翌日ローマでの自由な一日を満喫する。しかしアンは自分の立場をわきまえていて、ジョーと別れ再び王女の生活に戻っていくのだった…。

      

 映画の魅力は何といっても奔放な王女アンをヘップバーンが可憐に演じているところにある。白黒映画なのだが、それが彼女の表情の陰影をより深く映し出しているようにも思えた。過日観た「私を野球に連れてって」が1949年制作でカラー映画だったのだから、当時(1954年)の状況からいうと敢えて白黒映画で撮ったのではとさえ思えてくる。

        

 映画にはローマ市内の観光名所が随所に顔を出す。コロッセオ、トレビの泉、スペイン広場、サンタンジェロ城、パンテオン、等々…。それもまたこの映画の魅力の一つとなっている。それはまた私の若き日の思い出の風景でもあるのだが…。

 懐かしの映画だったが、心楽しいひと時でもあった。