久しぶりの近代美術館でのコンサートだった。札幌市内を中心に活躍する若手音楽家のトリオによるコンサートだったが、若さゆえの挑戦的な選曲だったのだろうか?私にはちょっと難しく感じてしまったが、他の方にはどう感じたのだろうか?
※ 開演中の写真はNGとのことで、開演前の様子です。以前と椅子の配置を変えて多数が聴けるようになった。
12月15日(土)午前、近代美術館のロビーで今年最初のコンサートが開催された。近代美術館のコンサートは、(公財)北海道銀行文化財団が北海道の若き芸術家たちを支援するコンサートということで、年明けにももう一度開催されることになっている。
この日は札幌市内で活躍する演奏家13名で結成する「ランス室内楽団」の中の3人がトリオを組んで(トリオ・デ・ランス)演奏を披露してくれた。
演奏を披露してくれたのは、按田佳央理さん(フルート)、福井遥香さん(クラリネット)、大塚茜さん(ピアノ)という構成だった。
※ フルートの按田佳央理さん ※ クラリネットの福井遥香さん ※ ピアノの大塚茜さん
以上の3枚の写真はウェブ上から拝借しました。
コンサートは「万華鏡 ~色彩豊かなフランス音楽~」と題して、私にとってはほとんど馴染みのないフランスクラシックだった。ちなみに曲目を記すと…
◇ C.ドビュッシー/子供の領分より第6曲「ゴリウォークのケークウォーク」
◇ C.ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
◇ G.フォーレ/ドリー 作品56
◇ G.コネッソン/テクノ=パレード
演奏者の履歴を拝見すると、按田さん、福井さんの二人は、教育大岩見沢校の芸術課程・音楽コースを卒業後、パリ・エコール音楽院を修了している。お二人はきっとフランス音楽に深く傾倒されていると推察できる。としたらこの選曲も納得である。でも正直言って私には難しかった…。
救いはアンコールにおいて、この季節らしくクリスマスメドレーを披露してくれたことだ。
それにしても今回のような不特定多数の聴衆を前にしたときには、挑戦的(?)な曲とともに、易しいクラシック入門的な曲も挟んでくれたらなぁ…、と思うのは過ぎたる望みなのかなぁ…。