田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

大谷大講座「オペラの楽しみ」

2017-11-22 20:16:12 | 大学公開講座
 オペラなんて、私の柄にはまったく不似合いである。そう自覚しながらも“怖いもの見たさ?”で公開講座を受講してみた。演目はプッチーニ作曲の「ジャンニ・スキッキ」結果? う~ん。やっぱり私にはちょっと合っていないかな? 

 市内の大学は公私立問わずに積極的に公開講座を開講してくれて、私のようなものにとっては嬉しい限りである。
 札幌大谷大学もその例にもれず、数多くの講座を用意してくれている。
 大谷大は私のところから遠く、交通の便も良くないためにあまり触手は動かないのだが、この「オペラの楽しみ」は私には縁遠いものであったことが、かえって私の好奇心に灯を付けた形で受講を決めた。

               
               ※ 公開講座が開講された札幌大谷大の視聴覚室です。

 講座は少し前のことになるのだが、11月11日(土)午後、大谷大の視聴覚室で実施された。オペラはやはり一般人にとっては敷居が高いのだろうか?募集人員80名に対して、受講された方は20名程度だった。
 
 講座はまず大谷大の芸術学部音楽学科の則竹正人教授による解説から始まった。
 紹介によると則竹教授は札幌のオペラ界では知る人ぞ知る存在の方だそうだが、私にとっては初見の人であった。
 プッチーニはオペラ「蝶々夫人」を作曲した人として有名だが、この日の演目「ジャンニ・スキッキ」は、プッチーニの後期に作られたオペラ三部作の一つで、プッチーニが作曲した唯一の喜劇としても知られているオペラだそうだ。

               
               ※ オペラの解説をする大谷大音楽学科の友竹正人教授です。

 この「ジャンニ・スキッキ」を講座の演目として選んだのは、三部作の中では最も人気が高く、喜劇ということで初心者には親しみやすいと考えられて選定したということだった。

 約20分間の則竹教授の解説の後、フイルム(DVD?)が上映された。
 事前にストーリーを解説したものが配布され、画面には日本語訳が表示されていたこともあり、まったくストレスなしに楽しむことができた。
 ストーリーはイタリアのフィレンツェを舞台にした遺産相続をめぐる親類同士の醜い争いを面白可笑しく描いたものであった。

               
               ※ オペラ「ジャンニ・スキッキ」の舞台の一場面。ウェブ上から写真を拝借した。

 約50分間の上映を終え、それなりに楽しめた50分間だったが、「今後も積極的にオペラを楽しみたいか?」と問われたとしたら「?」というのが正直な気持ちだろうか?
 本来、クラシックやオペラに全く素養のない私には、どうしてもその「良さ」を感得することができないのだ。
 まあ、それでも今回のように専門家が解説する形のものであれば、機会があれば参加してもいいかな?と思えた講座だった。