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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

楽で安心、新しい介護

2017-11-01 21:29:17 | 大学公開講座
 私の年代になると、「介護」は他人ごとではなく、自らに迫った深刻な課題の一つである。講師が言う「楽で安心、新しい介護」とは、人の動きを知ることが肝心だそうだ。実技を交えた講座はなかなか興味深かった。

 10月31日(火)午前、札幌大学公開講座「地域創生入門」の第6回目の講座が行われた。このシリーズ、私は4回目、5回目を会議などのために欠席し、3週間ぶりの受講だった。
 この回は、理学療法士である岡田しげひこ氏「楽で安心、新しい介護」 ~道新コラム「しげひこのコレは助かる」筆者による実技指導~ と題して講義された。

             

 講師の岡田氏は、道新コラム「しげひこのこれは助かる」を12年も続けて執筆されているヴェテラン理学療法士だった。
 このコラムは主として、介護にかかわるグッズを紹介することだそうだ。これまで紹介した介護グッズはすでに500点を超えているそうだ。
 そのグッズの一部が紹介されたが、色付きの茶わん、傘と兼用の杖、フォーマルな席用のエプロン、自然につま先が上がる靴下、などなど「なるほど!」と思わせてくれるグッズの数々だった。

 続いて、「介護」のポイントについての講義だった。
 氏が主張する「人の動きを知ろう」ということは、①介護は生理学的な動きを理解する。②「物」と「人」では、まったく負担が違う。③「自然なやり方」を見直す。などを理解して介護にあたることが大切であると強調された。

             

                  

 そして、実際に「寝返り」、「起き上がり」、「立ち上がり」、「乗り移り」などについて、受講者を被験者として、さまざまな動きについて、その動きの合理性と非合理性を実演によって証明してくれた。
 私にとって、現段階ではまだ切実な問題ではないこともあり、教えられたことについて直ぐに明日から実践できるという自信はないが、もし介護する立場になった時には、「人の動き」を知ることによって負担の少ない介護の方法があることを知ったことは収穫であった。