田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

コンサ無念! PO進出ならず

2013-11-24 19:03:50 | スポーツ & スポーツ観戦
 1点が遠かったぁ…。また、サッカー競技の難しさを見せつけられた思いだった。大事な最終戦ということでイレブンに緊張があったのだろうか?ゴールの匂いを感ずることもないまま90分が過ぎていった…。 

          
   ※ コンサの熱烈サポーター席からは12月1日~8日かけて行われるプレーオフ進出を信じての文字が描き出されたのだが…

 今日(11月24日)はサッカーJ2リーグの最終戦。我らがコンサドーレは勝ちをものにすればPO(プレーオフ)に進出できるという期待もあって、スタジアムには今シーズン最多の24,813人が詰めかけた。
 相手は格下と見られるギラヴァンツ北九州、しかもコンサはこのところ3連勝と絶好調だった。私を含めてほとんどのサポーターはコンサの勝利を信じてスタジアムに足を運んだはずだ。

          
          ※ 試合前に整列したコンサとギラヴァンツのイレブンです。

 ところが、試合が始まってみるといっこうに2週間前の対神戸戦のような躍動する動きがなく、体が重そうにさえ見えるコンサイレブンだった。そんなイレブンからはゴールの匂いを感じさせてくれることなく、いたずらに時間だけが経過していった。
「そのうちにきっと…」と思いながら試合を見つめていたのだが、反対に北九州の方が「あわや」という場面を何度か作る始末である。
 唯一会場が沸いたのは、試合後半に相手ゴール前でFKを得て、ベトナム人選手のレ・コンピンの蹴ったボールがゴールマウスのバーを叩いたときくらいだった。

          
     ※ 本日のキックオフセレモニーは来日中のレ・コンビン選手の奥さんが務めました。遠くて顔は拝見できませんでした。

 2週間前、格上と見られた神戸に対して素晴らしいサッカーを見せてくれたのに…。今日は明らかに格下と見られる北九州に対して見ている側をイライラさせるような場面ばかりだった。選手たちは最終戦にPO進出が懸っているということからプレッシャーがあったのだろうか?
 試合は0対0のドロー、試合終了のホイッスルが鳴り響くと会場内は何とも言えない虚脱感に包まれたようだった。そしてピッチを見ると、コンサの選手たちの多くが芝生に突っ伏していた。想像以上の重圧の中で戦っていたのかもしれない。

 かくてPO進出は潰えてしまった。
 前回の投稿(「コンサは進化していた?」)でも書いたが、私は今シーズンのコンサはPOに進出するだけで十分で、J1への復帰などは期待してはいなかった。J2でしっかりと力をつけて、J1で十分に戦えるような力が備わったときにJ1復帰を果たしてほしいと思っていた。そうした意味では今回は残念だったが、次年度以降を見据えてチーム強化に励んでほしいと願うばかりだ。

 嬉しいことが一つあった。
 それはスターティングイレブンのうち5人が北海道出身の選手だったことだ。この他にもチームには北海道出身選手が相当数在籍している。これはコンサがユース選手を上手に育成している証しである。来春もユースからの入団が報じられている。
 経営的に厳しいと聞いているコンサにとって、ユースの選手をチームの主力に育てることが最も現実的な強化策である。
 来年以降、こうしたコンサユース出身の選手がチームの主力に台頭し、チームとして飛躍することを期待したい。

          
     ※ レジェンドマッチ終了後にインタビューに答える中山選手です。例によって会場を沸かせていました。

 それと、今日は試合前に以前コンサに在籍していた往年の選手たちが集い、2チームに別れて「レジェンドマッチ」と称する催しがあった。中山ゴン選手や、吉原宏太、曽田雄志、などといった懐かしい選手の姿を見ることができ楽しいひと時だった。