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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

けあ・ばんけい 介護施設の現況を知る

2011-07-11 21:41:39 | 札幌(圏)探訪
 盤渓小学校(昨日のレポート)とともに、盤渓小学校の直ぐ近くにある介護老人保健施設「けあ・ばんけい」を訪れた。この種の施設について無知だった私にとっては学ぶことの多い訪問だった。 

        
     ※ 「けあ・ばんけい」の全景であるが、周りの緑を入れなかったのは失敗!

 某団体の研修は学校を訪れるだけではなく、併せて一般教養的な施設見学も組み合わせているところが一つの特徴である。
 今回は私たちリタイア組にとって無関心ではいられない介護老人保健施設を訪れた。

 「けあ・ばんけい」は人里からやや離れた盤渓の山懐に抱かれた緑豊かな閑静なところに建っていた。まだ内も外も新しい施設のように感じたが、それでも開設後15年が経っているという。きっと手入れが行き届いているからそう感じさせるのだろう。

 研修の内容は施設内を見せていただくことと、高齢者福祉の現況について説明していただくことだった。
 私の場合、幸か不幸か私の両親も妻の両親もこの種の施設にお世話になることなく他界してしまったこともあって、この種の施設については全く無知であった。
 だから見ること、聞くこと全てが新鮮だった。
 説明の中から記憶に残ったことを2~3レポートする。

        
        ※ 施設内で説明を受ける研修参加者たち。

 1.施設に入所できるのは《要介護認定》を受け人だけである。
 2.「けあ・ばんけい」のような介護老人保健施設は短期入所(原則30日以内)が原則。
 3.入所費用は納税額などによって差がある。
などなど、私にとっては初めて知ることばかりだった。

        
        ※ 理学療法士からリハビリを受けるデイケア利用者。

 説明を受けた後、3階建の施設をくまなく見せていただいた。
 1階は主としてデイケアセンターとして通所リハビリに励む人たちの場で、機能回復訓練や作業療法に勤しむ人たちの姿を見ることができた。
 2階、3階は主として短期入所の方々の療養室が並んでいた。認知症専門棟や入居者の居室まで余すところなく見ることができた。

        
        ※ 清潔に見えた療養室の個室です。
 
 遠くない将来に私もこうした施設にお世話になることが十分に予想される。
 なのに私は今までこうしたことにあまりにも無知だったのではないかと反省させられた。
 今回の訪問を一つのキッカケとして、日本の高齢者福祉の現況をもっと知らねばならないことを痛感した研修会だった。