ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県北佐久郡立科町の津金寺では、シロバナエンレイソウなどが育ち始めています

2017年04月16日 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町の山麓に建つ津金寺に、カタクリなどの春の山野草を観察しに行った話の続きです。観音堂の背後のうっそうとした森の斜面では、春の山野草が次々と芽吹いています。

 天台宗の寺院である津金寺(つがねじ)の境内には観音堂が鎮座しています。その観音堂に向かう境内への入り口には、茅葺きの大きな仁王門(山門?)が立っています。



 その茅葺きの大きな仁王門の屋根の上で、キセキレイがよく鳴いています。



 カタクリなどの春の山野草が咲き始めた森の斜面には、アトリの群れが来ていました。カタクリの見学者が近づくと、アトリはいっせいに森の奥に飛び去りました。

 冬鳥のアトリの数羽が比較的近くの木に留まりました。





 森の斜面で育っているサンシュユの木は、黄色い小さな花を咲かせ始めています。



 陽当たりのいいところでは、ウメの木が濃い桃色の花をよく咲かせています。



 佐久平では、まだウメの花が咲く季節です。サクラの花は、蕾がいくらか膨らみ始めた段階です。

 森の斜面では、シロバナエンレイソウが大きく育っています。まだ花の蕾は小さかったです。



 フクジュソウは開花期を終えつつあります。まだ花をよく咲かせています。



 森の斜面の下側を流れる疏水の近くでは、ミズバショウが咲き始めています。やっと白いガクを咲かせたところです。



 津金寺の背後の森の斜面では、春が進むにともなって、これからはさまざまな山野草の花が次々と咲くことでしょう。

 この津金寺は「薬師寺の僧行基が戸隠権現の霊経によって聖観音を安置し津金寺を開いた」と伝えられています。

 そして、伝教大師最澄や慈覚大師円仁によって、“談義所”として整備されたそうです。学問を学ぶ“学問所”です。
 現在、天台宗延暦寺で公称する天台宗最古の建治二年(1278年)の学問所(談義所)なのだそうです。この当時は山深い地での修行だったことと思います。