ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

第44回東京モーターショーでは、ホンダは燃料電池車などを展示中です

2015年11月02日 | イノベーション
 2015年10月30日から東京都江東区有明の東京ビックサイトで始まった第44回東京モーターショーでは、各自動車メーカーがこれからの“車”をアピールしています。

 ホンダ(本田技研工業)は、同社の展示ブースで、発売が近い燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」を展示しています。



 ホンダは2008年から燃料電池車「FCXクラリティ」をリース販売していますが、事実上はかなり限定的なリース販売でした。

 今回展示されたホンダの新型燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」は、自治体や企業などに2016年3月からリース販売される見通しです。日本での価格は766万円(消費税込み)だそうですが、現在のところは「CLARITY FUEL CELL」を「リース専用車両」とする見通しです。航続距離は推定700キロメートル以上(JC08モードで)です。

 新型燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」の横には、 同車と接続すると、一般家庭が使う約7日分の電力を供給可能な外部給電機「パワー エクスポーター 9000」が展示されています。
 
 展示されている新型「NSX」は、新開発の縦置きV6ツインターボエンジンに3モーターハイブリッドシステムを組み合わせたスーパースポーツモデルです。



 来年2016年春から生産を始め、まずは米国で販売されるそうです。
 
 展示されているコンセプトカー「Honda WANDER STAND CONCEPT」は不思議な乗り物です。





 大人2人が並んで乗るための“車”として、全長2メートル・全幅1.25メートル・全高1.85メートルのコンパクトな乗り物です。ホンダが開発中の“パーソナルモビリティ”の「UNI-CUB β」に適用されている全方位駆動車輪機構「Honda Omni Traction Drive System」を応用したオムニホイールを適用し、前後、真横、斜めへと自由自在に移動できます。従来の四輪車とは異なる運転操作が楽しめるというコンセプトカーです。
 
 ハイブリッド三輪車「NEOWING(ネオ ウイング)」も注目を集めました。





 前輪が2輪、後輪1輪という車体構成です。水平対向4気筒エンジンに、電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用しています。

 1人乗りの次世代パーソナルモビリティーとしての展示品は「Honda WANDER WALKER CONCEPT」です。



 幅が540ミリメートルと小さいので、座ったままで、駅などの自動改札口をスムーズに通過できるそうです。そして回転半径が1メートルを実現して小回りが効きます。歩行者と同じように、屋外と屋内を自在に行き来することを目指した個人用の移動手段です。