ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県北本市の北本自然観察園で、ジョウビタキの番に出会いました

2014年01月05日 | 季節の移ろい
 埼玉県北本市の北本自然観察園の里山風景を散策しました。午前中はあまり風もなくやや薄曇りの、歩きやすい天気でした。

 年末・年始の運動不足を少しは解消しようと、里山の雑木林やカヤやススキの草原、以前は田んぼだった湿地帯などが組み合わされて、里山風景を保存している北本自然観察園を一周しました。一周は約2キロメートルです。

 園内の埼玉県自然学習センターの裏側にある湿地帯は、枯れたカヤなどが刈り取られ、野鳥を観察しやすくなっています。

 そのカヤを刈った後の湿地帯に、冬鳥のジョウビタキの番(つがい)がいます。左側が雄、右側が雌です。



 ジョウビタキの番は、この近くをあちこちと動き回っています。たまに、水面下の何かを探しています。

 ジョウビタキの雄です。胸から腹にかけての濃いオレンジ色の羽根が目立ちます。





 ジョウビタキの雌です。明るい灰褐色の羽根に覆われています。





 ジョウビタキの雄・雌ともに、翼の羽根の中に小さな白い斑点があります。

 中国の北東部などから11月ごろに、日本各地に飛来し、越冬します。積雪しない地方で、越冬するようです。

 北本自然観察園の中にある一夜堤(いちやづづみ)という土橋跡の史跡の周囲は、湿地帯と遊歩道、ササヤブ(笹藪)が並列する自然があり、野鳥が多い場所です。

 今回は、シジュウカラやアオジなどの群れが湿地帯とササヤブの間を行き来しています。そのアオジです。



 アオジは目の周囲が黒い模様のホオジロの仲間です。北本自然観察園に一年中いる留鳥です。

 本当は、ベニマシコかアリスイ、クイナなどの珍しい野鳥を観察したかったのですが、一周しただけなので、元々、無理な願望です。

 ベニマシコかアリスイ、クイナなどの登場を待っている野鳥観察愛好家は、半日ぐらいは、出てきそうな場所でひたすら待機しています。お昼になると、お弁当を食べて待機する野鳥観察愛好家が何人もいました。

 “一見さん”はお腹が空いたので、早々に退散しました。