ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県深谷市の荒川の白鳥飛来地で、人気の冬鳥のミコアイサに出会いました

2014年01月28日 | 季節の移ろい
 埼玉県深谷市の白鳥飛来地に行った話の続きです。荒川に飛来しているコハクチョウの群れの近くに、同様に数10羽のカモ類が飛来しています。

 この60羽から70羽程度いるカモ類の中に、ミコアイサが1羽来ていると教えていただき、探しました。コハクチョウの群れの近くばかりでなく、荒川の上流側にも下流側にも、10数羽ずつに分かれてカモ類の群れがいます。

 河岸の上から、丹念に探したところ、全身が白いミコアイサの雄を1羽見つけました。



 ミコアイサは、カモ目カモ科アイサ属の野鳥です。春から秋までは、ユーラシア大陸亜寒帯のタイガなどで繁殖し、冬になると南下して中国や日本などに越冬するために飛来するそうです。

 ミコアイサの雄は野鳥観察愛好家に人気の高いカモ類です。ミコアイサの“ミコ”は「巫女」を意味します。ミコアイサの雄は、繁殖期が近づくと、全身がほぼ白色の羽根姿に変身します。繁殖時に雌に存在を意識させ、番になるチャンスを増やすためと考えられています。非繁殖期のミコアイサの雄は、雌に似た灰色の地味な羽根だそうです。



 ミコアイサの1羽の雄まで、川岸から50メートルから60メートルぐらい離れているので、小さくしか見えません。

 ミコアイサの雄は、眼の周囲が黒く、顔が白いので、“パンダ”カモとも呼ばれています。

 午後3時を過ぎ、夕方に近づくと、カモ類たちは6、7羽から10羽程度の仲間と飛び立ち、場所を変えます(この理由は分かりません)。







 ミコアイサの雄1羽もいつの間にかいなくなっていました。

 荒川沿いに上流と下流を探し歩いて、元いた場所から100メートルほど上流の対岸付近にいるミコアイサの雄を見つけました。



 たくさんいるカモ類の中から、ミコアイサの雄、1羽を見つけるのは至難の業です。