ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

熊谷うどんに埼玉県小川町で巡り合いました

2010年11月20日 | グルメ
 埼玉県の小川町で“手打ち熊谷うどん”を食べました。コシがとてもあって、つやつやした美味しい手打ちうどんでした。
 土曜日午前中の恒例の関越自動車道での渋滞を避けるために、意識して遅めに出たのですが、渋滞にはまりました。裏道を走るために、嵐山・小川インターチェンジで高速道路を下り、埼玉県の県道を北上しました。ちょうどお昼時だったので、蕎麦屋やうどん屋を探しました。すると、「手打ち熊谷うどん 高見屋」の看板に出会いました。

 農道らしき小道を次々と出てくる看板の指示に従って走ります。小道の周りは桑や野菜畑です。7、8分も走って「本当に店があるのか」と不安になったころに、丘の上に高見屋がありました。この丘は袋小路の奥です。ところが、駐車場は車が7、8台で満車でした。地元の方に混じって、他県ナンバーの車も駐まっています。冬メニューの「冬野菜天ぷらうどん」と「かも汁」を注文しました。

 待ち時間向けの煮物の小鉢が二つ出てきました。田舎風ですが美味しかったです。約30分待って、「冬野菜天ぷらうどん」が出てきました。


 野菜天ぷらはどれも大ぶりです。長ネギに味噌をつけたものや大振りのジャガイモと三つ葉のかき揚げ風などと、どの野菜天ぷらにも何か“仕事”をしてあります。待っている間に見ていると、天ぷらを丁寧に揚げ、かごに飾り付けます。時間がかかる訳です。うどんはつやがあり、とてもコシガあります。冷水でしめたうどんを、暖かい付け汁で食べる仕掛けです。価格は1パイ800円です。

 待っている間にも、お客が次々と入ってきます。「天ぷら系のうどんは約30分待ち」と聞いて、帰って行くお客もいます。駐車場がいっぱいでも辛抱強く待っている車もあれば、引き返して行く車もあります。かなり不便な場所ですが、地元の客を中心にどんどんお客が入ってくるのに驚きました。この袋小路に入ってくるのは、このうどん屋さん目当てです。

 その理由は熊谷うどんが美味しいからです。お店の方に聞くと、熊谷市周辺では、良質の小麦が収穫でき、熊谷市で製粉した中力粉からとても美味しいうどんができるそうです。現在お店で使っている小麦は「あやひかり」という品種だそうです。この小麦粉でうどんを打つと、つるつる感やもちもち感のあるのどごしの良いものになるそうです。 現在でも熊谷市の小麦収穫量は9000トン以上もあり埼玉県ではトップで、全国でも有数な小麦の生産地だそうです。

 高速道路の渋滞のおかげで、偶然、美味しい熊谷うどんに巡り合うことができました。その地の名物・名産を食べることは幸せなことです。