ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

今年ももうすぐサクラが満開です

2010年11月04日 | 季節の移ろい
 今年の11月も、満開のサクラを楽しめそうです。
 群馬県藤岡市三波川にある桜山公園では、毎年11月から12月にかけて、“冬ザクラ”が満開になります。春に目にするソメイヨシノに比べると、冬ザクラは花が小振りで、花期が約1カ月間と長いのが特徴です。桜山公園は、旧鬼石町(現藤岡市)の八塩温泉付近にある、冬ザクラの名所です。約7000本の冬ザクラが長期間にわたって満開になるます。サクラと紅葉を同時に楽しめる所です。

 今回、冬ザクラを楽しんだのは、富岡市周辺の某所です。妙義山の麓近くの某所には、冬ザクラの木が10数本植えてあり、咲き始めました。




 富岡市周辺の冬ザクラの方が毎年、本家の桜山公園よりも先に咲きます。ここは、ちょうど、クリの実が付くころです。また、群馬県下仁田町にも咲く場所があります。下仁田町の冬ザクラの方も日当たりがいいためか、桜山公園より先に満開になります。桜山公園に押し寄せる観光客による大混雑を避け、小規模な冬ザクラの名所で、冬ザクラの花を楽しみます。

 冬ザクラを知らない人は、咲いている冬サクラを実際に見ても、サクラが咲いているとは思わない方が多いようです。花木の花が一般的には咲かない、紅葉期の11月ごろから咲き始めるため、花と思わないようです。サクラは元々、秋にごく一部の条件が整うと、秋でも咲く性質を持っています。ソメイヨシノなどの木でも一部の枝が秋に花をつけることがあります。これは“狂い咲き”といわれています。

 桜山公園には、冬ザクラの木が約7000本植えてあるとのことです。毎年、土曜日や日曜日は、冬ザクラを一目見ようと、多くの観光客が訪れます。桜山公園の中にはりねぐらされた山道では、駐車する場所を求めて混雑しています(10年ぐらい前の経験です)。周囲の山々は紅葉し始めています。このコントラストがいいようです。


 冬ザクラは、自然のちょっとした“間違い”かもしれないのですが、「間違いと考え、季節外れ」と、人間が勝手に思うことが、間違いかもしれません。