ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

ご近所でムラサキシキブが赤紫の実をつけました

2010年11月12日 | 季節の移ろい
 ムラサキシキブ(紫式部)が鮮やかな赤紫色の実をつけました。
 ご近所の片隅に生えた低木のムラサキシキブが、緑色の葉と赤紫色の多数の実とのコントラストを見せています。ご近所のお庭に植えられたムラサキシキブの実を野鳥が食べて、近くにムラサキシキブの木を芽生えさせた結果です。赤紫色の光沢がある小さな実は秋の深まりを物語ります。


 ムラサキシキブは落葉性低木です。赤紫色の実は小さいですが、節ごとに多数の実がまとまって付くため、なかなか見栄えがいいのです。

 この低木は、平安時代の有名な歌人の紫式部の名前を獲得し、なかなか記憶に残る実になっています。平安時代中期に京都で活躍し、「源氏物語」の作者と考えられている方です。

 実は、長野県佐久市の荒船高原の森の中にも、ムラサキシキブの野生の木が何本かあり、赤紫色の光沢ある実をつけます。みずみずしい緑色の葉とのコントラストが見事です。最近は多忙で、荒船高原に行く時間がないために、野生のムラサキシキブの実を見ることなく、荒船高原の晩秋が終わりそうです。

 自宅の鉢植えの野草のホトトギスは、今年の猛暑の影響で花の付きがよくありません。今年は茎が徒長しただけで、花は少しです。これに対して、近所の直植えのホトトギスは美しい花をつけていました。花に入った紫色の斑点が見事です。


 やはり、直植えの方がいい花が咲きます。野鳥のホトトギスのお腹の模様に似た模様が花に入るため、ホトトギスと名付けられたそうです。今年は鉢の方は諦めました。鉢植えのダイモンジソウ(大文字草)も暑さでうまく育っていません。猛暑の影響はいろいろな所に残っています。

 11月中旬になって晩秋が近づき、運が良ければ、渡りの野鳥に出会えます。冬鳥のジョウビタキが1羽現れました。庭木の葉が落ちると、シジュウカラやメジロの姿をよく見かけるようになります。