自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
お盆で赤飯をいただく。
栗が入っていた。
小豆もたっぷり。
小豆も栗もほっくり。
日向のやさしい味がする。
もち米は噛むほどにしっとり。
めでたい時や別れの時
また季節行事に
女たちは手間暇かけて赤飯を炊き
気持ちととに噛みしめてきた。
いつの頃からかずっと・・・。
願わくば
途切れさせることなく
次の世代につないでいけますように。
ささやかであり大きな
刹那であり変わらぬ
女たちの願いが込められた
そのやさしい日向の味を・・・。
タイマツバナ(ベルガモット)〈シソ科〉
copyright Maoko Nakamura