詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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かげ

2012-06-06 | ショートPoem
かげは
踏んでも 踏んでも
なくならない

生まれてから ずっと 踏んでいるが
一緒にいて はなれない
私が体を休める時も
はなれない

新月の晩
かげの疲労が頂点にさしかかるころ
夜は 戸口へ そっと 
迎えにくる

かげを抱きかかえて
自分のふところに休ませるために



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