詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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風の記憶

2016-12-12 | 詩を歩く
悲しい言葉を、悲しいまま書いてあるのを見ると、どうも駄目なのです。そうではないよ、、と繋ぎたくなるのです…

記憶は、塗り替えられていくものだしたら、それは美しい色で塗り替えられた方がいいのです。風は良い記憶も悪い記憶も、何かを連れ去っていくものだとしたら、どうぞ、悪い記憶を持ち去ってもらいなさい。良い記憶は取っておきますと、風に言いなさい。風は案外、言葉がわかるようなのです。

鳥がよく風の合間を縫って飛んで来るのですが、風は自分の透明な波に、鳥を乗せて飛行するのです。人間は、だんだん羽を無くしてきましたが本当は持っていました。その記憶は深い眠りの中に時々目覚め。風は誘いにきます。
羽の記憶を蘇らすために、自由な鳥を連れて吹いてくるのです。



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