詩の現場

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ことばの獲得

2012-01-16 | 子供のこと、子供のことば
4才の子から、次女にハガキが届いた。
自分の名前を、やっとのことで書いてあった。

この位の年齢の子供の字は、なぜか、鏡文字になって
しまうことが多い。
字の形を、書き写そうとする時の、脳の発達段階に
起きることなのだろうけれど。

次女も小さい頃は、よく鏡文字を書いていたのだ。
なのに、「なぜ、反対の字なの?」と聞いてくる。

「小さいから、逆転しちゃうんだよ」と答えると、
「フーン」と、
やけにお姉ちゃんぽい顔で、納得していた。

さて、ランドセルをあけて、今日の宿題は?と見ると、
彼女のランドセルの中身はジャンパーだけ。
教科書や、ノート類の勉強道具を、全て布の手提げ袋
に入れてある。

「重いものは、ランドセルに入れて、背負ってくる方が
楽だよ」というと、
「小さいから、逆転しちゃうんだよ」と、
すかさず、言われた。

新しいことば使いを知ると、目が輝いて、
すぐにインプットされて、使いたくなるみたいだ。

大人も、人のユニークな言い回しを、うつってしまったり、
その時の流行りことばを、多用することがあるけれど、
ことばが人から人へ、手渡されていくのって、楽しい。

もうひとつ。
次女には、ずっと、気になる男の子がいる。

自分の気持ちは、伝えられないのだけど、
いろいろとあったことを、報告してくる。

あまり、思い違いをしていてもいけないと思う時、
「それは、勘違いだよ」などと、言っていたら、
「妄想も必要なんだよ」と、言われてしまった。

小2の子の、日々のことばの獲得は、おもしろい。
子供っぽかったり、突然、大人びていたり。




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