詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
小林万利子/Arimの詩とエッセイと音楽Arim songs

WA

2011-07-24 | お気に入り My Poem
人は 自分の円を 
一人一人 描いている

だけど どんなに大切な人とも
同心円には なれない

最大公約数の 共通の部分に
あなたとの 出会いがある

わずかな部分が 重なって
手をつなぐ

オリンピックのマークみたいに
多くの人と 
手をつないでいくことができる

色とりどりの模様が 
幾重にも できる

水面に 雨の輪が
次々と 描かれるように
耳をすませば 世界中に
和音がひびく

         詩集「永遠のポンプ」から


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