詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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ひかる

2014-09-07 | お気に入り My Poem
花が咲いていなくても
その葉が 何であるか
その木が 何という名前なのかを
わかっていたいとおもう

後ろ姿や
無言の笑みの
人の淋しさのむこうがわにも
いつか 花がひらくような
ひかる時間がかくれていることを
おしえられながら

花のない季節を
葉っぱを
木々を
愛して歩きだしたい

まもなく枯れ草や
落ち葉を踏みながら
つぎの萌芽のために
つちなかにやすむ種や
黒々とした幹や
しずかにのびる根を
おもいつつ
歩いていきたい



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