日々の幸せを育んで

ワンちゃん達がいて、孫達がいる日々の生活。小さな幸せのある暮らしを綴っています。

2007年08月21日 16時12分00秒 | 日々の暮らし
            <写真は、ジャーキーの匂いに反応するアトム>

アトムは、私の動く所はどこにでも付いて来ます。
私が立ち止まると、同じように立ち止まって、用事をしているのを見ています。

ソファに寝転がっていると寄って来て、私の手に身体を摺り寄せます。
「あぁ、身体を撫ぜて欲しいんだな。」と思って身体を撫ぜて上げます。
自分から要求する時には、身体を触っても怒りません。

私が食事をしていると、脇の下から顔を出して食べているのを覗いています。
(アトムは、食べたい訳ではないようです。今日からは「駄目!」って言うことにしました。)
私がお水遣りにお外に出ると、「キュ~ン、キュ~ン!」と鳴いて、私がいないのを不安がります。

こんな風に私を頼りきっているのに、心は全く閉ざしているのです。
アトムの閉ざしている心が私に伝わってくるので、とっても疲れます。
娘にもマリーやアンにも、打ち溶けてはいません。
アトムは心に何か大きな壁を持って、生きているように思えます。

               

マリーを飼った時にも、こんな大変な思いをしたことがあります。
みんなが敵で、すぐに唸って噛み付いて行って、娘も主人もよく噛まれていました。
本気で噛んでいました。
娘は、「自分ちの犬が怖いと思ったのは初めて。犬なんて要らない。」と泣きました。
2ヶ月にもなっていない仔犬がどうして、みんなを敵だと思っているのかが私には理解できませんでした。

リーもナナもおとなしくて頭がよくて、とっても育て易かったのに、こんな子は初めてでどうしていいのか全く分かりませんでした。
買ったペットショップに相談に行くと、「言う事を聞かない時は、叩いてください。」と言われました。

私はリーとナナを育てた時に、『叩いて言う事を聞かせても、反抗する事を覚えるだけで、物事を理解する事が出来ないだろう。理解させる事が大切。』と思ったので、叩かずに何でも話して聞かせて育てました。

マリーは話して聞かせても、聞いていません。
ずっと唸って怒っていました。
「こんな小さいのに、こんな風に必死で自分を守らないといけないんだ。」と思うと、とっても可哀想だと思いました。

今日記を読み返したら、マリーが8月9日に我が家に来て、翌年の1月15日に私が炬燵机を叩いて大きな声で怒って話して聞かせた日(マリーの心が開いた日)まで、マリーは約5ヶ月間心を閉ざして、事ある毎に唸って噛み付いていたのです。

               

人間も動物も、心の問題はとっても難しいです。
「弟に、捨てられた。」とアトムは、思っているのかも知れません。

家にある犬の本を何冊か読み返してみましたが、参考にはなりません。

アトムは頭がいいので、「こんな時は、こんな風にすればいいんだ。」と考えている所があるように思えます。
「怒られたら、お腹を見せればいいんだ。」「自分の気に入らない事をされた時には、歯をむいて噛めばいい。」っていう風に。

う~ん、とっても難しいです。

今日から改めて、まずは「お座り!」から、1から始める事にしました。
「お座り!」がどんな時にもできれば、噛み付くこともなくなるのではないかと思っています。

「お座り!」の練習をしていると、ご褒美がもらえるのを知ってマリーが横に来て一緒にしています。

マリーはこんなにいい子になったんだから、アトムも頑張れば大丈夫かなって思いますが、本当に難しいです。