日々の幸せを育んで

ワンちゃん達がいて、孫達がいる日々の生活。小さな幸せのある暮らしを綴っています。

シーズー マリーの死

2020年12月27日 10時08分00秒 | 日々の暮らし

いつもブログを読んでくださっている皆様に。

25日未明に、シーズーのマリーが死去しました。
アンも・・・アトムも・・・マリーも・・・みんないなくなってしまいました。

マリーは16歳6ヶ月、天寿全うの老衰死です。

17日頃から、ご飯を食べなくなり、お水も飲まなくなってしまって・・・。
それでも立ち上がろうとしたりして、手助けして立ち上がらせると、少し歩いたりもしていました。

「水だけでも飲ませないと・・・。」
って主人はマリーを抱きかかえて、お水を飲む様にと試みていましたが、マリーは飲みませんでした。

立ち上がろうとしても、脚がもつれて立ち上がる事もできなくなりました。
マリーが何かをしようとしている時には手助けをしましたが、後はマリーが好きな様にさせていました。

          

写真(↑)は21日のもので、(この写真が最後に写したマリーの写真です。下の写真は、すべて若い頃のマリーです。)朝起きると、マリーがベッドから自分の力で絨毯の端まで移動していました。

22日からは、ベッドの中で上半身を使って、身体を左右に移動させることしかできなくなっていました。
23日、オムツを替えるのも嫌がって・・・娘と主人と私の3人でおむつ替えをしようとした時、マリーは初めて唸って、私達を悲しそうな目で見ました。
「もう放っておいて欲しい・・・。」
「もうこれ以上は、みんなに迷惑をかけたくない・・・。」
ってマリーが心から訴えている様に見えました。

          

「構わないで欲しい!」オーラを出しているマリーなので、マリーが思う様に、好きな様にさせてあげるのが、一番いいと思いました。
マリーが亡くなる時、私達に看取って欲しいならきっと声を上げるだろうし、1人がいいのならきっとそのまま静かに逝ってしまうんだろうと思いました。

なので、おむつを替えるのも止めました。

24日、娘達は哲君が帰って来るので家に戻り、夜は主人と私とマリーだけになりました。
マリーはベッドの中で、時々頭を持ち上げたり、手を伸ばしたり、脚を動かしたりしています。
12時前に、マリーに「おやすみ」を言ってから私達は寝室に行き、眠りました。

          

25日、朝6時におトイレに行って、いつも通りに、ピアノの椅子の下にあるベッドで眠っているマリーをガラス戸越しに確認しました。
昨晩眠っていた状態と同じ格好に見えましたが、何かが違う様な気がして・・・。
リビングに行ってマリーを触ると、冷たくなっていました。

マリーらしい最期だと思います。

             

マリーが大好きだった松ぼっくりも棺に入れました。
今朝、娘が泣きながら、松ぼっくりの小道(↑)から拾って来てくれた松ぼっくりです。

長い間お散歩にも行けなかったので、松ぼっくりを咥えるマリーらしい姿も、遠い昔の事の様に思えます。

          

マリーの弱って行く姿を毎日見ながら、マリーの芯の強さを見たような気がします。
気が強くて、怒り虫で・・・喜びは、太い尻尾を大きく振りながら、本当に嬉しそうに表現する子でした。

振り返って考えてみると、やっぱりマリーは1年前アンを亡くしてから弱って行った様に思います。
アンの最期の日、娘が来た時アンとマリーは飛び跳ねながら、娘の後をついて行っていました。
『アンが亡くなってから、マリーのそんな姿を見た事がなかった・・・。』
って事に気がつきました。

いつもアンが乗っていたソファを見上げながら、アンがいない事を実感したマリーは、「1人になったんだ」って事を覚悟したのだと思います。
※「マリーの後姿
弱って行く日々の中でも、マリーは甘えることなく、自分の力で頑張り続けました。

ご飯を立って食べられなくなったので、腰を持って手助けしてあげると、必死になって自分の力だけで立とうとしたり・・・マリーは、諦めずに精一杯の努力をしていました。

          

飼い始めた時、本当に凶暴で手の掛かる子で・・・毎日が大変でした。
泣きそうになりながら、マリーに言い聞かる日々が続きました。
あの頃の事を、マリーは覚えているのかも知れません。

子供に言って聞かせるのと同じ様に、分かり易い言葉で何度も何度も言って聞かせて・・・やっとマリーが心穏やかになって、落ち着いて生活ができる様になりました。
そんなマリーでしたが、いい子に育ってくれました。

「お母さんをあんなに困らせたのだから、亡くなる時には困らせないでおこう。」
ってマリーは、心に決めていたのかも知れません。
マリーのそんな気持ちを、きちんと受け取ってあげられた様な気がします。

          

リーがいて・・・ナナがいて・・・アンがいて・・・マリーがいた我が家には、もうワンちゃんは誰もいません。
本当に・・・本当に静かです。

ワンちゃんがいるだけで、空気感は違います。
リーからマリーまでワンちゃん達がいた23年間、ワンちゃん達からたくさんの喜びをもらい、いつも傍にいる気配を感じながら暮らせた事が、どれ程幸せな事だったのかを今つくづく感じています。



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