日々の幸せを育んで

ワンちゃん達がいて、孫達がいる日々の生活。小さな幸せのある暮らしを綴っています。

アトム

2007年08月12日 20時23分00秒 | 日々の暮らし

                 <写真は、川岸から眺める遠くの海>

今日は弟が、柴犬の雑種アトム(♀、3歳8ヶ月)を連れて、我が家に来る事になっています。
弟の仕事の都合で、しばらくの間我が家で預かることになりました。
我が家はまた家族が増えて、ワンちゃん3人の賑やかな暮らしになりそうです。

               

朝から何となく気忙しく、お昼ご飯の準備をしたりしていると、朝のお散歩に行けなくなってしまいました。

「阪神高速がすごく渋滞していて、時間が掛かりそうだ。」と弟から電話があったので、ネットで渋滞状況を調べて、大まかな時間の予想を立てて、お昼ご飯の用意を始めました。

11時半頃、弟とアトムが到着です。
大きなキャリーボックスに入ったアトムは、おとなしくしています。
家に入ってボックスから出してもらったアトムはリードをつけたまま、まずはおトイレの場所を教えてもらって、それからそこら中をクンクンしています。

マリーは大きな声で吠え続けていますが、アンは尻尾を垂らして私の後ろを付いて歩いています。
マリーがあまりにも煩くて吠えるので、神経質なアトムが怯えたら可哀想と思って、主人がマリーを抱っこしました。

アトムはリードを外してもらって、お台所や娘の部屋も覗きに行っています。
柴犬の雑種といってもアンよりずっと大きくて、立ち上がると食卓の上の物にも届くし、お台所のガス台にも届きます。
そんな大きなワンちゃんをこの家で飼った事がないので、これからは置く物の場所にも注意しないと危険が一杯です。

家に来てからお水も飲まないし、何をあげてもクンクンするだけで食べようともしません。
異常な程よだれを垂らしています。
「普段よだれを垂らす事がないのにな。」と弟も心配そうです。

               

陽が陰ってきたので、アトムの気分転換になるかも知れないと思って、「川に行って遊んでみよう。」とお散歩に出かけました。

川に着くと、マリーとアンはリードを外してもらって、川の中へ一目散です。
弟とアトムは少し遅れて、川岸に座りました。
川に入ったことのないアトムは、弟に足を浸けてもらうと最初は嫌がっていましたが、すぐに慣れてボールを追いかけて遊んでいるマリーとアンの仲間に入りました。

一番大きなアトムはボールに辿り着くのが速いのですが、マリーが咥えようとすると遠慮して後退りします。
ボールを追いかけていても、ふとキョロキョロ辺りを見回して不安そうにします。
弟の姿を確認できないと、初めての場所だし初めての川なので、とっても不安になるのだと思います。
そんな様子を見ていると、迷い子のワンちゃんのようで。。。今日から飼い主の弟と離れて我が家で暮すのかと思うと、何かしら可哀想になってきました。
ワンちゃんは飼い主さんの傍にいるのが、1番幸せなのだから。。。

               

少し遊んで帰って来ましたが、アトムはやっぱり水も飲まず不安気です。
我が家に置いていかれることを察知しているようです。

弟と話し合って、「今日はお試しで、また日を変えて連れてくる。」って事になって、大きなキャリーボックスに入って、アトムは弟と帰って行きました。

特別に何かをした訳でないのに、とっても疲れました。
主人もワンちゃん達もとっても疲れています。
嵐が過ぎ去った後のようです。

アトムはとってもおとなしくて、遠慮がちで、控えめないい子です。
弟の愛情を一杯もらって、育っています。

               

アンは意地悪などしない子なので、大丈夫なのですが、マリーが仲良くしてくれるのかが心配です。
今日からまたマリーに、『アトムと仲良くするように。』と話して聞かせないと駄目みたいです。

夕方また川遊びに行ってきました。
マリーは飛び跳ねて元気ですが、アンはお疲れのようです。
アトムが来て気遣いしたので、疲れたのでしょう。
ボールを追いかけないで、座っている私の傍にいる時間が多かったように思います。

ワンちゃん達にもそれぞれに気持ちがあって、意志があって。。。
ワンちゃん達がみんな幸せに暮していければ、それが1番だと思っています。

弟からメールが来て、家に帰ったアトムは元気で、よだれも止まって、水も飲んで、ご飯も食べたそうです。
安心しました。

アトムは我が家に来ても、慣れるまでに時間が掛かりそうですが、弟の家に戻れるようになるまで、ゆっくり慣れて3人で仲良く暮せるようになればいいと思っています。

※写真は、すべて夕方のお散歩の時の写真です。
アトムを連れてお散歩に行った時、カメラの電池が切れていて、アトムの写真を写す事ができませんでした。