クリスマス・デモンストレーションへの道⑤振付

クリスマス・デモの新しい振付がついた。
といっても、イントロのところと、エンディングのところに新しい振りがついただけで、中身は今までのルーティン(難しいところばっかり）が入っている。

最初は組まずに客席に背を向けている。
音楽のイントロの部分、シャラ～ンという鈴の音で、先生が私の右肩を軽くおすと、そのまま客席へ向かって回転する。
そしてホイスクを２回。
それから初めて先生と組む。
この後のステップがよくわからないのだが、PPになっていて、私は右足を上げる振りがある。
ピクチャーポーズがあり、それから今まで習ったのに入っていく。
エンディングは、アウトサイドスピンの次に、先生にぐるぐると回される。
綺麗に回れたら拍手喝采！

たった１分半だから、大したこともできないけれど、私にとっては初めての１分半のシンデレラ。
まだ、振りを一通り流しただけなので、よくわからないところも多い。
初めての振りは緊張しているから、間違わなかったけれど、いつも踊っているところを間違う。

「どうしていつものところ間違うの？振り、変えちゃうよ」

と先生に脅されながら、練習は続く。

こんな調子で１週間に１度で、本番まで大丈夫だろうか。
心配になってきた。
いつも月曜日と木曜日にレッスンをしている。
月曜日はラテンを別な先生に教わっている。
ラテンも並行して教わっていきたい。
デモの練習だけだと、煮詰まってしまいそうだから。
先生もそのほうがいいと言った。
月曜日のラテンの後に、レッスンを入れようかという提案もあった。

今朝、５時頃から目が覚めて眠れなくなった。
頭の中は、ダンスの事ばかりが走馬灯のようにめぐってくる。
やはり相当なプレッシャーがかかっているようだ。
すこし気持ちが落ち着くまで、月曜日に追加レッスンを入れてもらうように、頼んでみようと決心した。