ちょこっと本音

自分のこと、趣味のこと、ダイエットのこと・・・
心の声をちょこっと文字に。

おちょやんの中の歌舞伎

2020年12月17日 | 観劇徒然草

新しく始まった朝ドラ。

結構面白く見ている。

芝居小屋、そこで働くお茶子の話だけれど

時折出てくる芝居の様子が面白い。

 

昨日と今日は歌舞伎でその一場面を観せてくれたけれど

あれは

「夏祭浪花鑑」

団七の舅殺しの一場面。

 

強欲な舅をつい殺してしまうというのだけれど

この場面、水、泥が使われていて見どころになっている。

 

私は何回か観ているけれど、

十八代目中村勘三郎丈のが今でも思い出される。

 

パルコ劇場でやったのだけれど

この時の演出がすごい。

 

この舅殺しも水や泥が大量にはねていて

役者は泥まみれの演技

そして最後に逃げる場面では

舞台奥が空いてそこにパトカーが。

 

これには客席がわいた。

 

こういう新しい演出で古典歌舞伎を面白くしてくれた勘三郎さんの舞台が

一番好きだった。

 

今は制約があって自由に観ることができないが、

役者さんたちがそれぞれの舞台を頑張って観客を楽しませてくれている。

 

来年からは通常公演になる。

また歌舞伎を楽しめる日が来るのがうれしい。

 

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玉三郎さま♡

2020年09月14日 | 観劇徒然草

夜の歌舞伎座。

ライトアップされてます。

 

昨日は歌舞伎観劇。

玉三郎さまの「鷺娘」を観てきました。

 

今歌舞伎は四部制。

すべて一幕もので休憩なし、飲食禁止。

1つの回が1時間ちょっと。

だからかえってお気軽に観ることができるような気がする。

 

最初に口上。

ご挨拶のあと、玉三郎さまが観客をいつもは観ることのできない景色へのご案内。

 

最初は舞台から見た観客席。

3階まで見渡すと壮観。

 

次にせりで下がって奈落へ。

 

せりもいろいろあって

花道からでてくるせりは「すっぽん」と言い妖怪など人間でないものが出入りするところ。

 

奈落は映像になるけれど、そこで打掛をかけて傘を持ちせりあがると

本物の玉三郎さまが花道からせりあがってくる。

 

映像とのシンクロ。

こういう歌舞伎は初めて。

楽しい。

 

そのあとは盆回しとか大せりとかいろいろ見せてくれてから

いよいよ舞踊劇「鷺娘」の始まり。

 

人間の男に恋をしてしまった鷺の精の悲しいお話。

 

鷺の精は町娘になって楽しく踊るうち・・・・

結局その道ならぬ恋に嘆き悲しみ

激しい雪が降る中で息耐えてしまう・・・

 

その最後の雪の中での舞いがすごい。

鷺のような羽ばたき、悲しみ、想い・・・・

それを一人で踊り切る。

 

最後はもうアンコールの嵐。

さすがに魅せてくれました。

 

やっぱり玉三郎さまはすごい。

素晴らしい。

芸の魅力で異世界を見た。

うっとりとした一夜でした。

 

 

 

 

 

 

 

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歌舞伎観てきました

2020年08月19日 | 観劇徒然草

八月大歌舞伎観てきました。

お正月からだから8か月ぶり。

ちょっと心配は心配だったけれど、8月に始まってからまだ感染者を出していない歌舞伎座。

徹底した対策をしているはずだし、若い人もそんなにいないはず。

 

お土産通りはお店の数も少ないし、観劇客も観光客もすくなくて

閑散としている。

 

入り口でチケットは自分で切って消毒と体温をはかる。

筋書きも販売していない。

チラシもない。

その代わりの今月だけの簡単な筋書きがあった。

中に入ると客席は

1つおきで桟敷席は販売をしておらず、廊下側のドアを開け放して換気している。

チケットを取りやすいだろうと一番最後の回をとったのだけど

まだまだ観客は少ない。

開演前のザワザワした高揚した雰囲気もなくて静かに幕開きを待つ。

 

開演前に彌十郎さんのあいさつ。

歌舞伎では異例のこと。

コロナ対策のことや観劇のお願いなど。

役者さんの生の声を聞くとなんだかそれだけでワクワク。

 

演しものは4部制ですべて一幕、休憩なし。

飲食も禁止。

劇場内のお土産屋さんにも中からは入れず、飲み物食べ物を売っている店もクローズ。

歌舞伎はお弁当を食べるのも含めた楽しい観劇なのに、ちょっと寂しい。

 

私が観たのは「与話情浮名横櫛」

「いやさお富、久しぶりだなぁ~」

というセリフで有名な切られ与三郎とお富のお話。

幸四郎さんと児太郎ちゃんのがっつり芝居。

 

見得をきっても掛け声はない。

ただ拍手で応援するだけ。

 

最後の二人の抱き合うシーンは

ソーシャルディスタンスを守るために紐をつかって表す。

 

それでも生の舞台は楽しい。

いろいろな制約があっても楽しい。

そして

生の舞台は私の心の栄養。

 

 

 

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壽 新春大歌舞伎

2020年01月06日 | 観劇徒然草

昨日は新年初歌舞伎。

やはり年の初めは歌舞伎ですね。

演目は

「義経腰越状」

松本白鸚丈の円熟した芸に魅せられて笑わせられて。

 

でも隣の人は始まってからずーっと寝ていた。

 

「連獅子」は

猿之助&團子の素晴らしい舞に見惚れて。

芯の通った舞姿。

勇壮で華麗で。

團子ちゃん、大きくなったな。

踊りも頑張っている。末楽しみは役者だわ・・・

 

と思って見ていたら、

 

寝ていたはずの隣の人。

これはみていたらしくて

「團子さんお顔もきれいね。お母さん似だわ。お父さんならシャチュウだものね」

 

シャチュウ?

それって中車だよ。

市川中車(俳優香川照之さん)だから。

殴ってやろうかと思った。

 

最後の演目「鰯売恋曳網」

これは安定の勘九郎&七之助兄弟。

 

花魁の七之助と鰯売の勘九郎が結ばれるお話。

 

花魁蛍火を見初めた鰯売りがお殿様に化けて花街に行き、

お殿様を装うからやることなすこと大笑い。

でも実は花魁は鰯売りの声に惚れていた・・・・。

 

年の初めから大笑い。

やっぱり歌舞伎はエンターティメント。

 

実はお弁当を作っていった。

もう歌舞伎座のお弁当も三越のお弁当も食べ飽きたので

貧乏くさいとおもったけれどね。

たまご焼きは桜えびをいれて。

おかずはお節の残り。

あとはおにぎり。

 

昔はみんな作っていったんだよね。

昔って江戸時代かな。

 

でもこの方がラク。

これからも観劇弁当作っちゃおう。

 

 

 

 

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東京宝塚宙組公演観てきました!

2018年05月31日 | 観劇徒然草

シトラ~ス シトラ~ス シトラ~スの風が~♪

ん~、覚えているこのテーマ曲。
宝塚に5組目の新しい組、宙組が誕生したときのレビュー。
懐かしいなぁ。
私がまだ「追っかけ全盛期」だったころ。
星組だったけどね。
どの組も2~3回は観ていた。(星組は毎週ね)
この時代のスターはまだ覚えている。

そしてこのショー。
観ているうちに内容を思い出す。
オープニングの明るさ。
娘役の可憐さがでていたFine Romance。

オペラの曲に合わせての(お決まりの)三角関係。
「わたしのお父さん」のアリア、次のシーンはその歌がヴェニーズにアレンジされた舞踏会。
「誰も寝てはならない」での決闘シーン。
宝塚ならではの見せ場。

新トップ、真風涼帆クンは東京初お目見え。
二番手のころから目をつけてはいたけれど、これほどに最初から安定したトップは初めて。
まかせて安心=愛の信託銀行(←これ知っている人いる?ベルばらよ)

トップ3人(男役)が皆、背が高くて並ぶと本当に格好いい。
私が追っかけをしていた時の星組をみているようだった。

初演の時もいいショーだと思ったけれど、久しぶりに宝塚の魅力をたっぷりと観た。

芝居?
「天は赤い河のほとり」
原作は人気コミックだそうだ。
でも私、ファンタジーは苦手なので・・・。

次回はじっくりと芝居を楽しみたい。

やっぱり宝塚はやめられない。

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歌舞伎にも行ってました

2018年05月09日 | 観劇徒然草

連休は歌舞伎にも行ってました。
5月は團菊祭と言って、團十郎と菊五郎を中心としたもの。

私は午前の部だったので「雷神不動北山桜」というので、海老蔵の五役早変わりを堪能した。
このお芝居の中には歌舞伎十八番のなかの「毛抜」と「鳴滝」がでてくるという美味しいもの。
海老蔵の早変わりも、最後の場面の立ち回り(殺陣)も素晴らしくて見応えがあり楽しい。
スペクタクルというのがふさわしい。

また成田山からの出開帳もあった。

なぜ市川家の屋号が成田屋というのか、それは初代團十郎までさかのぼる。
初代團十郎は子どもに恵まれず、成田山に祈願をしたところ、男子を授かる。
これが二代目團十郎。
それ以降、市川家と成田山の親交は今にまで続いている。

2階席一番前だったので、花道がよく見える。
これは二部の前にせり上がりのところだけをのぞいて、用意をしているところ。

この日のお弁当は



京樽の穴子つくし。
久しぶりの京樽は美味しかった。
歌舞伎はお弁当を食べる楽しみもある。

もちろん幕間には冷やし甘酒を飲み、今回は豆大福も食べる。
次回の歌舞伎は8月の納涼歌舞伎かな。
毎年楽しみにしているので、それまでは我慢我慢。

五月なので兜一式が凛々しく飾ってあった。

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宝塚花組公演 ーポーの一族ー

2018年02月28日 | 観劇徒然草

なんか違和感。
いつもと違う。
あ、カラコンかぁ~。

宝塚の生徒は年齢不詳で、役になりきることができる。
今回もギムナジウムの生徒の年齢相応だった。
つまり少年ぽかった。

私は萩尾望都さんの大ファン。
作品はほぼすべて読んでいる。
だから今回は、漫画を引きずらずに「宝塚」として観ることにした。

原作がいいのと脚本がいいので、最後までじっくりと舞台を楽しんだ。
さすが小池先生。
この手の作品を「宝塚」にしてしまうのは最高。

吸血鬼を題材にした舞台を最初に観たのは「蒼いくちづけ」。
シメさんのバウ公演だった。
人間でないものを演じさせたら彼女の右に出るものはいない、と今でも思っている。
また私は初めて宝塚公演でダフ屋に会った。
「1万円で買うよ~」と日本青年館の前で。
まさか、せっかく手に入れたチケットを。
それくらい人気の作品で、バウの東京公演を楽しみしている人が多かったのだ。

今回のエドガーも、人間とバンパネラのすみわけが、もっとはっきりと出ていたらよかったのに。
それでも原作に近づけようとしての雰囲気作りはよくでていた。
そして芝居に引きずり込まれたのは、役者の力量もある。

薔薇の村を追いだされたエドガーたちが、次にたどり着いたのはブラックプール。
(この地名に反応!)
そこで新しい仲間を増やそうとするが、結局殺されてしまう。
殺されてしまうと言うのはちょっと違うか。
時空を超えて、スイスのギムナジウムに現れたところまで。

衣裳も美しい舞台だった。
17、18世紀頃の物語って、本当に宝塚らしい。
ただ音楽がちょっと物足りなかった。
もっと夢々しいメロディーだったらよかったのに。
帰り道で口ずさめるような。

いつも思うこと。
宝塚って、やっぱり面白い。
だからやめられない!!

宝塚のお雛様

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宝塚雪組公演

2018年01月17日 | 観劇徒然草

もう、組のカラーなんてないね。
昔は〇〇の〇組、とよく言ったものだけど。
今はその時観たのが良ければそれでいい。

ということで今回の雪組はよかった。
望海風斗クンの東京初お目見得公演で、私は彼女についての何のデータもなかった。
そもそも一公演一回しか観てないのだから、名前と顔が一致しないのも当たり前。

最初の歌を聞いて驚いた。
歌えるトップ。
峰さを理サン以来?(古いか・・・)

ストーリーは、ロベスピエールの短い期間の頂点からの凋落までのお話。
お披露目なのに断頭台とは。
今はあまり関係ないのかもしれない。
作品主義だとしたら、これは成功だと思う。

ショーも楽しかった。
衣裳もテーマに合っていたし、なにより歌がいい。
(ダンスは・・・。あまり踊るシーンがなかったから・・・)
久しぶりに、シルクハットとケーンのダンスを観た。
これぞ宝塚!

今回は大収穫。
じっくりと芝居を見せてくれるトップに出会えた。
だから宝塚観劇はやめられない。



宝塚のお正月。
胡蝶蘭で華やか。

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初春(はる)は歌舞伎から・・・

2018年01月04日 | 観劇徒然草

高麗屋三代襲名披露とあって歌舞伎座は大賑わい。

私は昼の部を観劇。

入口には大きな鏡餅。

そして吹き抜けにはめでたい凧。

スタッフの胸にもお正月なのか襲名披露なのかわからないけれど
胡蝶蘭が。

私のご贔屓の中村屋兄弟(勘九郎&七之助)が出ていた。
昨日、テレビで観たばかりだった。

35年ぶりという七福神の舞踊は観ているだけでご利益がありそうな気がする。

高麗屋三代とは松本白鸚、幸四郎、染五郎のことで、祖父から孫まで
一気に襲名披露をする。
最近は一度に襲名披露をするのが流行っているのだろうか。
口上は夜の部しかないので残念だったけれど、昼の部も楽しかった。
「寺子屋」には市川猿之助丈が子役に混ざって出演。
笑いを誘っていた。
さすがに子役も上手い1!?
与太郎というあかんたれの役で、いたずら小僧を熱演?
怪我は?
と思っていたら、花道で引っ込む時に父親役の役者が怪我は治ったのか聞いていた。
「高麗屋さんの舞台に出るので頑張ってリハビリしたのよ」
と元気、元気。

歌舞伎座のコーヒーは美味しい。
いつも必ず飲む。
そして冷やし甘酒。
これもいつも必ず飲む。
あれやこれやと店を冷やかすのも楽しい。

今年も初春(はる)から舞台を楽しんだ。

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宝塚東京星組公演

2017年12月06日 | 観劇徒然草



この作品ってバウ(注)の方がいいような気がする。
大劇場でやるには、役が少ないし衣裳も映えないものばかり。
そのうえせりも回り舞台もほとんど使わない。
内容も盛り上がりにかけていた。
ただ、最後の場面が舞台から映画の中に入っていくのはよかった。

ショーは楽しんだ。元を取ったような気分。
久しぶりの酒井先生のショー。
宝塚90周年記念だからだろう。
酒井先生の作品は佳作的な感じで小洒落たものが多かった。
今までのを知っていると期待するのも当然。

そして期待通り、昔の宝塚ファンにとっては楽しめるものばかり。
モンパリからのシャンソンメドレーは懐かしい。
セマニフィーク、夜霧のモンパルナスって誰が歌ってたかしら。
舞台で見た?それともディナーショー?
セマニフィークは鳳蘭さんだったかも。

そしてスペインもの。
男役がカッコよく見えるダンスの1つがこれ。
ターバンを巻いた闘牛士スタイル。
これぞ宝塚!
今度はパソをやりたいな。

ラインダンスの振り付けもよかった。
誰の振り付けだろう。
くるくると回転がとても華やか。

タンゴのリズム。
あ、でもこれは・・・・。
日本物のショー「花夢幻」ではないか。
トップの衣装も素敵で、またもや宝塚らしさを堪能。
欲を言えば、ここはトップだけのダンスを観たかったな。

今回の衣装はどこかホッとする。
奇抜でもなく優しい感じ。
いい意味での野暮ったさもあり、お洒落さもあり・・・。

最近はトップの顔と名前しかわからない。
まるで宝塚初心者。
そして芸名も難しすぎて読めない。
トップになったひとの芸名は覚えやすい人が多い。
それもトップの条件?

またまた楽しんできた宝塚。
だからいつまでたっても止められない。

注:バウ
  バウ・ホール 宝塚大劇場に隣接する客席500余の小劇場。
  若手スターの登竜門でもあり、実験的な舞台をすることもある。

宝塚のツリー

 

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