ちょこっと本音

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ベルばら再び!

2014年07月21日 | 観劇徒然草

二週間後、またベルばら~オスカル編~を観にいった。
この間は、ストーリーがセリフばかりなのに閉口したが、今回はオスカル中心に観ていった。
なにしろオスカル編だからね。

もう、最初の出から凰稀かなめちゃんにメロメロ。
劇画からでてきたようなオスカル。
人間的で、温かく、そして凛々しく、正義に燃えるオスカル。
でも少し弱気になる女性の部分も見え隠れする。
それはやっぱり、アンドレとの名場面の一つ「今宵一夜」とアンドレの死の場面だ。
アンドレが死んだときに、「アンドレー」と呼び号泣する場面は、もっとも涙を誘う名場面だが、彼女は「私のアンドレー」と叫んだ。
「私の」と呼んだのは多分、彼女が初めてではないだろうか。

宝塚とは不思議なところで、初日と楽日は芝居がまるで違うようにみえるときがある。
それはどこの舞台も一緒かも知れないが、芝居がこなれてきてるからだろう。
(観る方の体調にもよるときもある。)
それと観る場所によっても違いがある。
だからやっぱり、一公演一回といわずに、最低二回、初日付近と楽日近くに観ることができるのが一番いいかもしれない。

ショーの方でも、バラのタンゴの女役の妖艶な事。
何度観てもうっとりとそのダンスに見とれてしまう。
そして愛の賛歌を黒燕尾で踊るところは、オールバックのヘアスタイルと、あの大きな瞳にクラクラ。
男役の美学をここに見た気がした。
オペラグラス越しにだったけれど、その艶熟した男役の色気にやられてしまった。
今まで、何人ものオスカルを観てきたけれど、彼女のオスカルが一番、男役であり女でありという使い分けの素晴らしさ、美しさはなかっただろう。
(残念ながら榛名由梨さんのは観ていない)
もう、足元がフワフワしながら帰ってきた。

宝塚=男役=その美学・色気を見事にこなした舞台だった。

コメント
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