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夢の世に葱を作りて寂しさよ 永田耕衣
俳句は思いを言わない、ということをいつも念頭に置いて俳句を作っています。そのためには写生の力を身につけなくてはなりません。これが、意外と難しい。で、時にこのような幻想的な、ちょっとどういう意味かすぐにはわからないような俳句にも心惹かれるものです。夢というふんわりとした言葉から始まっている句ですが、葱という土着の象徴のようなものを持ってきているところで、地に足のついた感も出ているのでは? と思う次第です。(なんて、私が講釈をたれるなんておこがましい。とても有名な句です)
今年もあと今日明日。あわただしい中で、ちょっと現実から離れるひとときを。
さいたま市某所から見えた富士