fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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「俳句四季」25年3月号(東京四季出版)

2013年04月24日 | 俳句

      

 「今月のハイライト」のコーナーに、「童子」二十五周年の記事があり、そこに主宰エッセイと句

 明々と夏の月あげ津波あと

 昼寝子の眠り落つれば手をひらき   辻 桃子  

  

 とともに、「童子」二十五句があり、私の

 ぐつたりとドーベルマンが竹床几   あぶみ 

 を取り上げていただきました。他には、

 ふるさとの片蔭もなき浜ゆけり    安部 元気

 小町忌や業平橋はにぎやかに    薗部 庚申

 かはほりの彫りを欄間にお中元    石井 みや  などなど。

 俳句の総合誌というのは、いろいろありますが、この「俳句四季」は、たっぷりと俳句が載っています。正確な数字ではありませんが、私が俳句を始めた頃、現代詩人口6万人、短歌人口60万人、俳句人口600万人と聞いたことがあります。先日神奈川句会に出たときは、一度に5人の方が初めての句会ということでいらっしゃってましたが、「おもしろい。ゲームだね」とのめり込みそうな勢いでした。そう、江戸時代、テレビなどなかったころ、この俳句で夜を徹して遊んだものなのだと思います。句会はそういう楽しみがあり、足腰が弱ってきてもできるというメリットがあります。